みなさま
新年明けましておめでとうございました。
年末12/29〜1/6に、ベルギーとアブダビに行ってきました。
結婚して初、巨匠をムゼラーさんに紹介したかったのです。
おばさんは思ったより元気そうで、チボー一家からも大歓待を受け、サラさん一家にも会ってみんなの元気な顔を見られてとっても嬉しかったです。
みんなに会えてよかったです。
歓迎していただき本当にありがとうございました。
巨匠と現地のミロンガに行ったのも面白かったです。
12/29、アラブ首長国連邦国営航空のエティハド航空にて、ブリュッセルへ。
帰りに、飛行機のトランジットを利用して、アブダビに2泊しました。
実は、イスラム教の国は初めてで、サウジアラビアなど、女性が車運転できないとか、なんか、イスラム教て女性に人権無さそう、と、ビビっており、自分一人では、降り立ってみようと思わなかったのですが、巨匠と一緒なので行ってみることにしました。
今回はベルギーからアブダビと書ききれないほどいろいろなことがあったのですが、とにもかくにも初めてのアブダビ、びびっていた私の頑なな心をほぐす素晴らしい所だったので、アブダビの2日目に絞ってまず書くことにします。
2日目。
泊まったホテルは、ロイヤルローズホテル。
5-Star Hotels in Abu Dhabi | Royal Rose Hotel
ええぃ、初めての国や、知らん国や、治安もわからんし、張り込んだれ!と、アラビヤの王様がやってそうな金ピカのホテルを2泊予約した、中日の出来事です。
ホテルの初めての朝ごはん。
ガッツリバイキングです。
巨匠と今回の旅で、初めて朝ごはんにバイキングがついてたので、張り切って食べました。
サラダが美味しくて、どの野菜も味が濃いです。
チーズとかもフェタとかフレッシュめのチーズが多くて、どれも美味しいです。ナッツも味が濃い。
もしかして、水が少なく日差しが強い国だから、野菜が水っぽくなくて味濃いのかな。
オリーブもオリーブオイルも美味しくて堪能しました。ついでなので2日めの朝も。
サラダや、雛豆のペーストも大根のピクルス、茄子に胡桃詰めた辛めのおかず、チーズみたいなペースト。右下の白いやつから時計回りに、フェタに雛豆の入った美味しいやつ、メロン、ターキッシュハム、干し葡萄入りヨーグルト、きのこ炒め、蒸しパン、辛くないスパイス煮込み、焼き飯、ナッツペーストの味変ソース付き。真ん中の四角はギリシャのハルワに似たナッツの甘いペースト。
アブダビの街中は、アブダビに出稼ぎに来ている外国人が多く、インド系、モロッコ系、レバノン系、フィリピン系、中国系、または、白人観光客などがたくさんいました。
また、その人たち向けの料理屋さんが街にはたくさんあって、アブダビ料理、というものよりは、インド料理、フィリピン料理、モロッコ料理などが多くありました。
一方、この辺りの中東料理としては、インドよりさらに西のパキスタンが少しだけ辛くなくなるのをさらに推し進めて、チリっぽい辛さをさらに消して、スパイシーさは残す、みたいな感じかな、と思いました。
さて、ホテルの隣には、アルサダフという服屋がありました。アブダビで着るために、麻の長袖シャツをブリュッセルのホテルで着てみて、やっぱ着心地が寒いからやめとこ、と脱いでそこに忘れてきたので着るものがなく、着いてすぐに、隣のサダフで巨匠に遅いクリスマスプレゼントとしてアバヤを買ってもらいました。その後、毎日のように私たちはサダフに通い詰めておりました。この紺色がサダフのアバヤ。だいたい6,000円くらい。
1500円くらいのもあったけど、巨匠がダイハツとフェラーリくらい違うで、こっちにし、と言ったので、フェラーリくらい良さそうに見えたやつにしました。確かに、前情報でもショッピングモールで3000円くらいで売ってると聞いてたので、良いのを買ってもらったと思います。
頭に巻いてるのは、ムゼラーママがくれたマフラー。
これもよくあっててよかったです。
この日は朝ごはんの後に、サダフで巨匠にサンダルを買ってもらいました。
昨日接客してくれたお店の人がいて、元気?服、よくお似合いですよ、と挨拶してもらいました。
巨匠は、シャツをゲット。
サダフ自体は、庶民的な店みたいで、ロイヤルローズホテルのお客さんにはあまり会いませんでした。(サダフの前で日本のとは違う水色の小さいかわいい鳩を見てサダフの看板の上の鳩を撮ったところ)
サダフでサンダルを買ってもらい、サングラスもゲットして、ドライブの準備をベルギーのエコバッグ手提げにまとめて、車の手配に行きました。
そもそも疲れが溜まっていて、ゆっくり起きたので、時はお昼ごろ。
近所にレンタカー屋さんがあること巨匠が調べていて、歩いて行きました。(アブダビの行程は巨匠が砂漠、砂漠というので、基本的に任せていたのです)こちらで借りました。
すぐには車がないけど、2時からなら車を回してこれますよ、と言われ、ネットで予約してください、と言われたので、事務所の椅子でネットで予約。
そうしたら、保険のこととか、選択肢でわからないことが出てきましたが、目の前に事務所のお姉さんがいるので、細かく質問して答えてもらいながら申し込みができました。
最後の最後で支払いの段になって、サイトがうまく進まず、ブラウザが消えてしまうトラブルがありましたが、これも、事務所の人が目の前にいたので、ネットでは無理なんやな、ということがよくわかり、手書きの紙で対応してくれて、難なく予約ができました。
しかも、もたついていたことが功を奏して、モタモタしている間にお姉さんが車を電話で手配してくれて、レンタカー屋さんのお兄さんが、車を置いてる別の事務所に送ってくれるから、今すぐ乗って行けますよ、ということになり、2時を待たずに車の元へ。レンタカーは、デカいショッピングモールの駐車場に在庫を溜めてあり、ここにもレンタカー屋さんの事務所がありました。
ここで、車を受け取り、レンタカー屋さんから道の制限速度のことなど聞いて、解散。
車はワーゲンのちょっと大きめにしました。
直前に、どでかい日産が停まっていたのをみたので、え、これか?デカすぎへんか、と、一瞬ビビりましたが、思った通りの車(ワーゲンのT-ROC、ダイハツロッキーより大きいくらいSUV)で安心しました。
街中は80キロ制限、郊外に行くにつれ100キロ、120キロとなり、何もない砂漠の中の道は160キロ制限で、カメラなどで撮られていて後で請求がくることがある、と気をつけてね、言っていました。連れてってくれた人が、モールの中に私がちょっと寄りたい、と言って駐車料金のことを聞いたら、3時までタダだよ、駐車場どこかわからんようになるから、写真撮っておきなよ、と、親切に教えてくれました。
ついでなので、モールのフードコートでお昼ご飯としました。シャワルマがあったので、呼ばれました。
手前は、ヨーグルトときゅうりのミント風味冷製スープ(ほぼ、ビリヤニにつけるライタのようなもの)。
左上がチキンケバブのロールとフリット。これ、なんか、日本で食べたことないラードみたいなねっとりした食感のニンニクが強いクリームが添えてあり、めっちゃうまかったです。
右が、ギリシャで言うところのドルマ、店で英語の名前は、vine leavesと書いてあり、葡萄の葉の酢漬けで米を包んであるもの。
これに、巨匠はコーラを、私はレモンミントジュースをつけました。
モールは地元のスーク(市場)とかより高級なので、ちょっと高めで約100ディルハム(4000円)。
それから、車に乗って、アルアイン方面へ。
巨匠は砂漠に泊まってみたくて、来る時に、ロイヤルローズホテルに連泊するのか、アルアインテラルリゾートという砂漠の中のホテルに泊まるのか迷っていたのですが、砂漠リゾートはすごく高いので迷っているうちに売り切れてしまい、結局ロイヤルローズホテルを、もう一泊取ることにしたのでした。
(これが泊まらなかった砂漠のリゾートホテル)
そのホテルの周りの砂漠に行ってみたい巨匠は、テラルリゾートを行き先に設定し、駒を進めました。最初はドキドキして、1番右のトラックとかが80キロで走るレーンにいる私たち。どんどん行きましょう。レンタカーだからぬいさんも安心。まっすぐな道を行く私たち。
いよいよ、砂漠っぽくなってきました。
トイレに行きたいからSAに寄ろう、と、分岐を出てすぐのお店に寄ったら新しいガソリンスタンド付きのSAではなく、地元っぽいところでした。後ろにあるのはモスクで、お祈りのタイミングだったみたいで、男の人たちが集まっていました。売店でトイレ借りれる?と聞いたら、小さい鍵をくれました。
店の後ろを指差すので、ゴミ置きだか水タンクだかの間を抜けてそっちに行ってみました。
南京錠がしてある扉があり、ここか?と試しました。
一つめの扉は鍵が合いませんでした。二つめの扉は合いました!
気合の入った和式でしたので、汚さぬように、頭に巻いてた綺麗な布などを全て外して乗り込み、無事用事が済みました。
トイレを借りたからなんかを買って行こうか、と、店に入ったものの、特に要るものないな、と思っていたら、後から来た白い長い民族衣装の男の人が、カラックチャーイ、と頼んだのを見て、あ、カラックや!と、同じのを頼むことにしました。
その人は二杯頼んで、3ディルハム置いてたので、同じようにしました。この奥の部屋でカラック入れてくれました。こんなお店でした。
ここのカラックは、ジンジャーが効いたチャイ、と言う感じでした。カラックを片手にご満悦。
お店の人は、Tシャツにズボンの格好で、インド系の人でした。
さて、さらにE22を進みました。
そうこうしていたら、テラルリゾートの方に行くためには、アルアインの旧市街に向かうE22号線から、一般道に降りることに。
降りてみると、目の前に砂漠。
ちょっと路肩に停めて写真撮ろ、と、三叉路になってる分岐のブイの字の路肩部分に、舗装道路から少し出て、巨匠、車を停めるのかなぁ、と思いきや、もう少しくらい行けるかな、と、ノロノロとちょっと進んだところで、前輪が砂にハマって完全にスタック状態に…。
ぶううぅん!!
ふかしてるけど、一個も進みません。
え?いま、これ、バックしてるん?
そう!
そうなん、無理なんちゃうん、と、みてみたら、バンパーと前輪の間に砂がギッシリ。
完全に前輪が埋まっています。
なおこ、乗ってバックして、俺、前から押すわ…
いや、無理ちゃうそれは…助け呼ぼう。
必死にバンパーと前輪の間の砂を素手で掘る巨匠。
砂はサラサラで、掘っても掘っても流れてきて、タイヤが埋まってしまいます。
私は、誰か通りかかったら助けてもらうように呼ぶ算段で、道のほうに立ちました。
トヨタのハイラックスかなにか、荷物を積んで走る馬力ありそうな車が通りかかり、私はムゼラーママにもらった白いマフラー(頭に巻いてたやつ)を振り、ヘルプ!ヘルプ!と叫びました。
車は窓を開いてスーッと近づいてきてくれたので、巨匠の方を指差ししたら、中のお兄ちゃん二人組、ふむふむ、ガッテン、と言う様子で巨匠の車に近づいて行きました。
スコップを持って出てくれたお兄ちゃんたち。
巨匠が素手で掘ってた前輪の周りをスコップで掘ってくれました。
それから、もう一度、巨匠乗り込み、お兄ちゃんと私で前から押しましたが、うんともすんとも動かず。
今度は、私はその辺から板切れを見つけてきて、タイヤの前に置き、スコップで少し前を掘ってもらって、前に進むように試してみましたが、うんともすんともやはり動かず。
お兄ちゃんらは、車から緑のロープを持って出てきてくれて、私らの車の下を覗き込みました。
それから、車の下の真ん中あたりに横向きに通っていた、車の本体を乗せてる土台の鉄の枠みたいな棒に紐を渡して、自分の車と繋いでくれました。
ハンドルを切るな、まっすぐバックしろよ、と、お兄ちゃんらに言われ、巨匠、緊張の面持ちで乗り込み、タイミングを合わせてブウウゥン!!とバック。
非力ながら私も前から押しました。
脱出成功!!
ありがとうございました!!!
こちらが救世主たち。
こんな時のために本当ははちみつきんかんのど飴日本から持ってきていたのに、カバンの中ですぐに見つけられずに、ベルギーで買ったお祭り用の酸っぱいお菓子をあげました。
はちみつきんかんのど飴あげたかったです。
ちゃんと道路に出るまで見ててほしいねん、もしもう一度ハマったら怖いから、と、お願いして、そろそろと車を動かし道路に乗せました。
そんで、うまく行ったので、ありがとう!!と手を振って解散。帰っていく兄貴達。
もうええやん、行こ、と声をかけたけど、まだまだここから去りがたい巨匠。
あっちにさ、多分ラクダおると思うねん。
見に行かへん?と、巨匠。
車はあかんで、うちの車はハマるで。
歩いて行けるだけ行ってみる?
と、また車を停めて、二人でえっちらおっちら歩き出しました。あ、これは、ラクダのうんこちゃう?
おるね、おるね、らくだ。みんなの写真も撮ってみました。これは、ラクダの足跡ぽいな。
と、ヨタヨタ歩いていたら、ゴツい車がスーッと近づいてきました。
中には白い長い布を頭に巻いたアラビアの王子様3人組みたいなのが乗っていて、赤レンジャー風の華がある子が運転しており、後ろの席の子はガラスのティーカップで紅茶を優雅に飲んでいました。
赤レンジャーの王子が、何してるの?そこのラクダ見にいくの?と、声をかけて来ました。
王子のゴツい車は砂漠の中でも走れるようです。
そうそう、そこに、キャメル見にいく、と、拙い英語で巨匠と答えたら、王子が、乗ってく?と、言いました。
女子旅なら絶対乗りませんが、巨匠と一緒だったので、つい、巨匠と、どうする?乗ってみる?と、乗せてもらうことに。
王子が連れてってくれたキャメルレースのラクダさんたち - YouTube
そうして、本当にラクダのところまで連れてってもらいました。ラクダは王子たちのものではなさそうでしたが、ラクダのお世話をしている多分ラクダのオーナーの人は、王子たちとニコニコ話していて、なんか、王子達が我が物顔で促してくれるので、私たちもラクダのそばまで行って、ラクダにタッチしました。
ラクダは、鉄条網の巻いてある柵の中にいて、王子のうちの一人が、私が通れるように鉄条網を拡げてくれました。
アラビアの王子はジェントルマンです。動画でも言っていますがこのラクダはレース用のラクダだそうで、オスメス分けて柵に入れられており、ラクダレースは一等になると100万賞金が出るそうです(単位はディルハムか、ドルか不明)。
鳥取砂丘のラクダより元気そうで、みんな大事にされているからか、表情も明るい感じでした。
やっぱり日本と違って、気候がラクダに合うんやろな、と思いました。
少し写真を撮りました。俺のラクダも観に来る?すぐ近くだよ!とか王子は言っております。
それは、流石にビビるな。
私たちは歩いて帰るよ、と言ったら、全然乗せて戻るよ、気にしないで、と言ってくれて、なんか、また乗せてもらうことに。
途中英語がわからんところがあるがご愛嬌。
思うに、王子達は、アブダビのカンドゥーラと違うのを着ていたので、アブダビ人ではなかったのか?
中東の民族衣装の差異と着用法 | 鷹鳥屋明 | 遅いインターネット
けど、聞くとUAE人だということでした。
王子は首に紐があるタイプではなく、詰襟みたいなのを着ていたけど、それもカンドゥーラだということでした。
普通にしてたら触れ合わない人たちに、こうして構われて面白かったです。それで、連れ去られるようなこともなく、車のところに送ってくれて解散。
王子達は、巨匠のカメラで赤レンジャー王子の写真を勝手にドシドシ撮って、これ、送ってな!と、言って巨匠とfacebookの友達になって帰っていきました。
ありがとう!夕暮れ。
砂漠でY字バランス奉納をしておきました。日暮れて行きます。巨匠が撮ってくれてるところ。さっきハマったところの砂、記念に持って帰ろう、と、巨匠がペットボトルに砂を取っていました。
サラッサラ。
言うてたら、さっき助けてくれたお兄ちゃんがまた通って、手を振ってくれました。
巨匠に今朝サダフで買ってもらったサンダルは、砂漠で歩き回ったのが悪かったのか、靴底が外れてつま先がパカパカしてきてしまいました。
(翌朝レシートと一緒に持って行ったら、初めて聞く不良です、申し訳ありません、と、丁重にお詫びされ、同額の別のサンダルと交換できました)
なんか、ひと段落ついたら、眩暈がして、視界がチカチカしました。ブリッジしてから急に起き上がった時にチカチカ星が飛ぶやつ、あれが普通に立ち上がっただけで出て、なんか、すごく緊張してたんかな、と、思いました。
いよいよ、ようやっとこのポイントを離れます。
このアルハズナの名も無きポイントに半日くらいいた気がしますが、ここまで来たんやから、世界遺産の砂漠のオアシス都市アルアインに行ってみたいんやーーー!!と、国際免許は巨匠しか持ってないのに無理言って頑張って走ってもらうことに。
アルアインで晩御飯食べよ、ということでしたが、お腹減らないので、とりあえず一度、有名なところにいって、外から見るだけでも見てみよう、と、アルジャヒリ要塞まで行ってみることにしました。走る!巨匠走る!
ライトアップされたモスクはなんか工場夜景みたいな感じあるな。
頑張れ!とうちゃこ。止めちゃいけんところに停めたので、係の人が出てきて、たしなめられました。
こちらがルール違反の時、大抵の場合、ワッと上から怒られるということはなく、困ったようにたしなめられる感じで、湾岸地域の人の上品さに感心しました。
来る前に、中東に仕事で何回も来たことある女の人に、アブダビやエティハド航空の評判を聞いたら、中東の人は、rude(オラついた失礼な感じ)ではない、基本的にはジェントルマンと聞いていて、来てみて、ほんまやな、つくづくと思いました。エティハド航空のスイーツは彼女の中では1番美味しい、ということを教えてもらい、実際どれも美味しかったことも書き加えておきます。ありがとうございました😊
一応、ジャヒリ要塞の城壁にデンしておきました。
想像通りのざらっとした乾いた土壁でした。
アルアインのでかいモスクでお祈りしてる横を通った - YouTube
そうこうして、ウロウロしつつ、やっとこご飯へ。
こちらも、移動しながらGoogleで今回食べたかったマクブースを検索ワードに入れ、口コミの高かったお店を選んでいきました。
コンベンションセンターかなんかのそばで、どでかい駐車場がある、ちょい観光客向けぽい店で、お店の人はアラビアコスプレでした。ちょい高め。
モスクワでいうところのゴドゥノフみたいな店と思います。
入ってみたらお店に他のお客さんはおらず、巨匠がビビるくらいガラーンとしていました。
建物の中に、お庭みたいなセットみたいな感じで机が配置してあり、中も可愛らしい感じでしたが、個室もありました。
個室は、もしかしたら、女の人たちが寛いで遠慮なしにご飯を食べるための部屋だったのかな、とおもったのですが、少々疲れが溜まっていた巨匠が個室を所望しました。
お店の中の感じも楽しみながらご飯食べたらいいかと思って、少し残念に思いましたが、個室は個室で、頭の巻きを取って、袖捲りし、左手も存分に使って人目を気にせず食べられたので、気楽でよかったです。
やはり、慣れないものを食べると、絶対に現地の人から見たら危なっかしい食べ方してることも多く、注目の的になりやすいですので、見られずに食べるのは気楽やな、と、改めて思いました。真ん中の米に肉が乗ってるのが、食べたかったマクブース。
チキンやマトンが乗っていることが多いです。
横の肉はシシカバブでこちらも羊のミンチと香草を混ぜて棒につけて焼いたもの。
白飯もセットになっていて、白飯は予想していなかったのでめっちゃ多くてびっくりしました。
ダールといって豆のスープが頼まないのに出ました。
お水が街中のコンビニの10倍くらいして、巨匠がギョッとしていましたが、だいたい一皿3000円くらいで居酒屋飯を思うとめっちゃ高すぎるということもなかったです。
羊を食べ尽くして美味かったです。
トイレの女性のマークがこちら。え、髭?男か?と、わかりにくいですが、これは、アブダビの昔風の女の人の顔隠しを装着した姿です。
こういうやつ。
この姿の人は、私は今回は見かけませんでした。
黒い長いのを着た人や、目だけ出した人はたくさん見ました。全然髪の毛出してる中華系やインド系の人も多かったので、UAEでは、たぶんムスリムでないとわざわざ普段の格好で頭に布を巻くことも無さそうでした。私が明らかに外国人なのにアバヤ着て頭に布巻いて髪を隠して嬉しそうにしているのは、現地の人から見ると、日本で着物着てニコニコしてる外国人みたいな感じだったのかな、と思います。
そのせいか、時たま、インドネシア人か?と聞かれたり、ムスリムか?と聞かれたりしました。出たら猫がいて、巨匠にだけ懐きました。
珍しいパターン。こちらの猫さんは頭を上から撫でられたい派だったみたいです。お尻トントンは響かなかったみたいでした。
それから、えっちらほっちら一路アブダビ市内のロイヤルローズホテルに帰りました。巨匠運転めっちゃおつかれさまでした。
まっすぐにホテルに向かっても160キロのところから巨匠一人の運転で帰りました。途中のSAでは、なぜかガソスタについてる綺麗な売店の横にキャンプ用品を売ってる店があり、ちょい見たりしました。こういうの、砂漠に置いてコーヒーとか飲むの流行ってるみたいです。これ、なんやろ、ラクダのブラッシングすんのかな。うまい棒の大人買いもあるぞ!
キャンプの共にすんのか。砂漠で余計口乾かんかな。ガスボンベが砂漠柄。こんな、砂漠で使うワンタッチ囲い(風除け)みたいなのも売ってました。さっきの王子達みたいな、白い長いのをきた男の人たちが何組か買い物をしていました。
私たちは、キャンプ用品店だったけど、アラビックコーヒー(ホワイトカルダモン入り)と、砂漠の砂を入れとく用のアラビアっぽい柄の入れ物を買いました。
ガソスタの売店では、アルアイン牛乳売ってたので、それと、ラパンアップという紙パック牛乳みたいなのも買いました。紙パックの方は、飲んでみたら、塩辛いラッシーみたいなもので、牛乳ではなかったです。白瀬くんに入れて帰りました。
アルアイン牛乳は、甘味があって美味かったです。翌日また買って飲みました。こんなの。
また飲みたいです。言葉少なになりながら、頑張って巨匠運転しました。
アブダビの街に入るところで、シェイクザイードモスクが見えたので近づいてみました。夜遅くて(11時くらい)流石に入れませんでした。
真夜中のシェイクザイードモスク(めっちゃ綺麗) - YouTube
そこから、また15分くらい巨匠一走りして、お宿に到着。
本当におつかれさまでした。
運転ありがとうございました!
ほんま、一人ではせんような大冒険やったです。
翌日も、モロッコ料理店で、なぜかお代はいらんよ、払っといた、と見知らぬおじさんにゴチになったり、ムスリムが旅人をもてなす、というのは本気やねんな、と、ありがたく感心したアブダビ初体験でした。
私たちも旅人に特に優しくしような、と、言い合った年明けでした。
実は帰国して、いきなりコロナにかかりました。
みなさまもお身体にお気をつけてお過ごしください。
本年もよろしくお願いします。