みなさま
大阪に、モスクがあるらしい、というのを、ちょいちょい聞いていました。
西淀川区、大和田界隈。
パキスタンとかウズベキスタンとかにちなんで、ニシヨドスタンと呼ばれたりもするらしいです。
ちょっと調べてみたら、イスラム教徒が食べられるハラルの料理の店があったりするらしく、パキスタン料理店で羊が食べられるぽかったので、それを楽しみにして行ってきました。
結論から言うとこの日は羊はありませんでした。
レンズ豆とほうれん草のカレーと、チキンのカレーの二種を中心に、ロティという全粒粉のナンみたいなやつをセットにしたBセットと、ビリヤニをセットにしたCセットを注文。
私はとくに、レンズ豆とほうれん草のカレーが気に入りました。
味わい深いです。
金曜日は、ビュッフェがあるみたいだったので、もしかしたらその時に羊と出会えるのかもしれません。
ビュッフェは1200円で、お得そうに思いました。23は、お店のトーマスに乗ってみました。私はチャイ、巨匠はマンゴーラッシー。
それから、となりのモスク「大阪マスジド」の一階にある食料品店に行ってみました。お店の両脇に、モスクの入り口があり、男性用と女性用に分かれていました。
トイレか、更衣室など、服を脱ぐところ以外で、普段は男女別ということはないので、寺院の入り口が男女別というコンセプトが、私には不思議な感じがします。
日本でも昔は、男女七歳にして席を同じゅうせず、といっていたので、それと似たコンセプトでしょうか。
なんとなくですが、今の私が男女分けを自然と思うシーンでは、おそらく、男女お互いに、安心して服を脱いで用事をする(トイレや着替えや風呂)ために分けてると思うのですが、もしかしたら、高野山の女人禁制とか、男女七歳にして、とか、男女別学とか、もしかしたらモスクとかも?は、勉強とか修行するのに、異性がいたら気が散るから分けよっか、て、最初はそんな理由じゃないかな?と思います。
それとは別の切り口で、昔は勉強や修行は男の人の方がさせてもらいやすかったので、段々と、男が修行する時に気が散るから女は隠しとけ、的な文脈になっていったのかな、と、思いを馳せたりしました。
私は女子校出身者なので、男子に限らず女子も、男女別学は、気が散らなくて学業や部活に集中できるという面は評価できると思います。
一方で、生まれつきの性別は自分では選べませんので、それで人生の選択肢が変わってしまうこと自体は不自由なことなので、男女別にならなければいけない場面というのは、出来るだけ少ない方がいいかもな、とも思います。
イスラム教のことはぜーんぜん知りませんので、勝手なことを想像しましたが。
モスクの下の食料品店では、私と巨匠は、パキスタン料理店で食べるバスマティライスという長い米を狙っていました。
アレでビリヤニやピラフを作って食べてみたい!なんなら、うちのカレーをアレにかけて食べたい!と、狙っていました。
そうそう、パキスタンとインドはいろいろ仲良くありませんが、日韓程度以上に料理が似てると思います。(宗教が違うので、食べられるお肉は違いますが、油とスパイスで具を炒め煮にし、それをおかずとして主食を絡めて食べるという基本方針が、似ている)
そんで、パキスタン料理食べると、つい、インド料理と比べてしまいます。(巨匠いわく、パキスタンはインドほど辛くないそうです)
最近、私は、ベンガル料理を色んなメディアで発信しているシタール奏者の石濱某に私淑しております。石濱氏のインスタライブで、ある時見た料理の様子を勝手に参考にして、うちで、カレールーを使わないスパイスを使ったカレーを作って食べることが時たまあり、わりと気に入っています。
それで、SBやハウスのスパイスだと、一回か2回くらいで一瓶使い切ってしまうので、このお店でスパイス買おう!と思っていました。あ!ギーがあるよ!と、23。
きっと、インドだけでなく、パキスタンやバングラデシュでも使うんですね。
お店の奥の冷凍庫には、羊の腎臓や脳味噌、羊ミンチも売っていて、ワクワクしました。
羊の脳みそは正直、食べたことあるくせに料理することを考えるとビビりましたが、ミンチとかはあまり売ってないので、餃子にするとかの時は買いに来たらいいかもです。
腎臓も、フランス料理では美味しく食べますね。
腎臓も脳みそも、自分ではまだハードル高いですが、そのうち手を出すのかもです。
そして、バスマティライスの他に、クミンだとか、ターメリックだとか、チリパウダーなどの、うちで言うところの石濱系カレーに使うスパイスと、おやつに食べたいデーツをゲットし、巨匠は懲りずにヒマラヤ岩塩を買い(巨匠の趣味で、うちにはめちゃんこ色んな塩があります)、他にも色んなものあった、、と、後ろ髪引かれながら、店を後にしたのでした。
ハラルレストランの人や、食材店の人などの応対に、巨匠は、パキスタン人てインド人よりも柔らかい優しい雰囲気の人たちなんかな、と、言っていました。
そうかもしれないし、たまたまかもしれないけど、インド経験のある巨匠は、そう思ったそうです。
外国まで来て、モスクの周辺にわざわざ住んで仕事してる信心深い人たちだから、余計におだやかな雰囲気なのかもしれないな、と、私は思いました。
お店の人の応対で比較しないとフェアじゃないけど、私が知ってるインドの人は、優しい雰囲気の人たち(実際お上品な育ちの人たちだったぽい)なので、何とも言い難いかもですね。
ちょうど、行ったのはラマダーン明けで、モスク下食料品店はラマダーンオファー、というバーゲンのポップがつけてある品がいくつもあり、ちょっと楽しかったです。この日は、そのあと、カルディにも行って、タイカレーの液体ベースを買ったりもし、家に居ながらにして異国体験ができるように仕込みをしました。バスマティライス楽しみです。
今夜は何と、巨匠が、ニシヨドスタンで羊を食べ損ねたのをリベンジしよう、と、羊を買ってきて焼いてくれました。
巨匠、丁寧に、ストウブで焼いた羊をホイルに包んで休ませながら、羊のグリルを仕上げました。巨匠の実家からもらった空豆を巨匠が混ぜご飯にしてくれました。
サラダもカプレーゼ、巨匠作。
なんなん!巨匠天才!
激うま!ありがとうございます。
私は、また、改めて、バスマティライスとカレーを作ることにします。
ムスリムの国にも、旅行行ってみたいなぁ。
モンゴルにも。
アルゼンチンにも。
尽きませんわ。
とりあえず美味しく食べて過ごします。