みなさま
そして、ナミュールに到着。
今回は民泊Maison de Henriアンリの家に泊まることに。
こちらは、ナミュールのわたしが学生の時に住んでいたサルジーヌ地区の方にある民泊で、アゴダて言うサイトで予約したのですが、見たところ綺麗な感じでお庭もあるらしいけど、コテージと書いてもあるし、結局どんなとこなんやろか、と思いつつ向かいました。
懐かしのナミュール駅。
いつものようにエスカレーターは故障か何かで止まっていたけど、エレベーターに乗れました。
一瞬、え、階段?と思ったけど、車掌さんに聞いたら、あっちにエレベーターありますよ、と教えてくれました。
そやった、確かにエレベーターはありますね。
ガラス張りのエレベーターで、ちょっと汚れてきていて迫力が増しています。
ホームからコンコース階に上がったら、前は駅中にはPANOSかなんか、パン屋くらいしかなかったのに、カルフールエクスプレスかなんか、ちっさいスーパーができており、早速巨匠とスーッと吸い込まれてみました。
何ちゅうことない普通のカルフールエクスプレスですが、入ったらパンのいい匂いがして、おお〜と思いました。
水とジュース、それから、絶対食べたろと思っていたマレッツのチーズなどを買い、小銭を作ろうと大きい現金でお釣りもらったら、レジにお金がなくて、レジの女の子が隣のレジを開けてくれて、事なきをえました。
そして、ふらりとおもむろにナミュール駅を出ました。
駅出た途端に、いきなり何もない工事中の駅前の写真を撮りまくり、横断歩道も渡れぬ巨匠。
いうて、駅前やで。出たとこから、このペースで撮るのか??撮りまくるのか?
店やカフェは、まだ早くてどこも開いていません。
横断歩道に一緒に並んだおばちゃんが、何の写真撮りよんのやろか、とびっくりしてみていたので、夫はナミュールに初めて来たので、と、説明したら、あらそう!クリスマスの飾りとかもあるしね、と、ニコッとしてくれたのでした。(巨匠作、ナミュール駅前ホテルフランドル)
とりあえず、宿に向かうぜ、と、ゴリゴリ歩いていくことに。
朝だったし、タクシーが溜まっているようにも見えず、腹を括りました。
思えば、バスに乗ってもよかったのかもしれないんですが、小銭がまだないから無理やな、と言う判断をしたことと、バス停の場所が工事で変わっていてどこかよくわからなかったこと、あと、右側通行の車線で、自分らが行きたい方のバスが通るのと逆側に渡っちゃってたからバス停に行く気が失せた、と言うのもあり、歩くことにしました。
古くて大きい方のスーツケースを巨匠に持ってもらっていたので、わたしは一人で旅行の時よりも物理的に少し楽だったのかもしれません。
で、巨匠はわたしの重たいでかい方のスーツケースを持ってくれてて、わたしは後で知った事ですが、実はスーツケースのコマのゴムが撓んで外れてコマが回らなくなってしまっていた状態で、宿まで750メートル程度、カミナンドで移動。
巨匠、いきなり訳もわからず強行軍に巻き込まれるの巻。
昔、広域バス会社TECが入ってた建物の横通って、ルイズマリー公園の横を通り、(フリット屋ベールアブニールがあった辺りの線路側に新しいホテルB&Bていうのができていた)、公園の角の昔カフェオマリーがあったところはアラビアの食品店になってるんや、などと思いつつ通り過ぎ、やっとこさソンブル川に差し掛かりました。橋の上で写真を撮りよる巨匠。
この橋渡ったら、サルジーヌ地区やで。
もうすぐ宿やで。この後ろに見えてるどれかが宿くらいのところです。
もう一息と一生懸命進みます。こっちでっせ〜。巨匠は、見るもの全てが珍しいのか?めっちゃ撮るやん。
けど、今改めて考えてみると、巨匠は初めてのヨーロッパが今回のベルギーで、しかも、空港から直接ナミュールに来て、日が登った直後、初めてみたヨーロッパの街並みやったんですね。そら、おおお〜と、思いますわね。
(俺が着いた時、バンバン写真撮ったのは、その日の日差しの光線がめちゃくちゃ良かったからやでー
案の定他の日は朝いつも雨降りやった。
後で撮ろうと思っても、もう、撮れないって事もあるからなんやでー、だそうです)
ゴロゴロとスーツケース押し引きしながら、街中すっごい静かやけど、この建物人住んでるのか(住んでるでー)、中は一軒ずつなのか?(インターホンや表札をよく見たら集合住宅の場合と一軒ずつの場合あるで)などの疑問に答えつつ一歩一歩お宿に歩を進めました。
ここが入り口です。
コンコン!
こちらのオーナーのマリーさんが出てこられました。
おはようございます!元気?あなたがなおこさんね!
こちらのお宿に着いたのは、9時前でしたでしょうか。
そういえばそうなんですが、お部屋を前日に泊まってたひとがまだいるから、お部屋に入れないんですよ…ごめんなさいね!とのこと。
普通はヨーロッパのホテル類は12時チェックアウトなので、それは、早く着いたこっちが悪いので、お宿はなんも悪くないのです。
なんですけど、もう、全然寝てなかったもので、半泣きになるくらいがっくし。
仕方ない…。
マリーさんは親切に、荷物を置かせてくれると言って、スーツケース以外の荷物を置くカゴを出してくれて、開いていそうなカフェやパン屋のアドレスをいくつかメールでくれました。
めちゃ親切。
トイレに行きたかったのに、それすらぶっ飛んで、クタクタのほうほうのていで家を出ました。
とりあえず、歩いて、パンコティディアンの方へ。橋を渡る。
デビューよ!張り切っています。アルセナル(武器庫、いまは、大学の施設になっており、ホールとして使用されている)の横を通って、サントーバン大聖堂の方に行きます。途中のフリット屋を撮る巨匠。小さい細い道からサントーバン大聖堂を臨む。
白瀬くんとサントーバン大聖堂。
サントーバン大聖堂の前の気軽なバーだったところは、ちょっとしっかりめのレストランみたいなブラッスリーになってました。
散歩 : 毒食わば皿までこの、水をもらったバーなんですが、ブラッスリーフランソワ、て、言うちょっとよさそうな店になっていました。
ブラッスリーフランソワ、お宿のマリーさんもおすすめしてくれていました。ランチ5,000円くらいだったです(多分、ちょっと高いくらいで、めっちゃ超高級というわけではない値段帯)。
そら、お店の入れ替わりも、ありますわね。
留学していたのは18年も前のことですからね。
そこから、ちょいと進んで、サンルー教会の前にあるパンコティディアンに着きました。
けど、値段みてビビる私たち。
ビビってやめました。カフェでトイレ借りれるし、と、当てをつけて歩きましたが、この辺にカフェあるやろ、というあたりはことごとくしまっていました。
とりあえずトイレや、トイレあるとこにいこ、と、INNOという百貨店に入りました。
どこにトイレあるかな、と上がって行ったら、紳士服のフロアにありました。入り口におばちゃんが座っていて、お金を払うタイプのトイレです。
むむっ50サンチームか…。
今朝着いたとこなんすよね、小銭がなくって…、と20サンチームしかなくて。と、困っていたらおばちゃんが、クリスマス価格ですよ、特別だからね、わたしも仕事でやってるから、毎度負けられませんよ、と、念押しされて、入れてもらえました。
ありがたし。
みかんの飴ちゃんがすぐ出るとこにあったので、飴ちゃんを二つ、トイレ出る時におばちゃんに渡して、ジョワユーノエル、あなたとあなたのお友達に。ありがとう!と、トイレを済ましました。
喫茶店、どっか入ろう、寒いからあったかいとこに座りたい、と巨匠。
イノを出たとこにあった見知らぬ気軽なカフェに入りました。ほっと一息。巨匠は、エスプレッソのダブルを飲んでいました。
そういえばうちのオトンもダブル飲んでる時あるな。
ほっと一息ついて、また少し散歩。
土曜なのでマルシェが出ていました。大好きなシャルキュトリー(加工肉屋さん)。チーズも売ってます。
切り売り量り売りの店です。何買うでもなく入って少しみてみて、巨匠はすっかりあのハム食べてみたいなぁ。と、心奪われた様子。巡礼の目印のホタテ貝。
写真撮っていたら、前から来たおじさんは、あ!巡礼のホタテとってるの?
巡礼行った?と聞いてきました。
おじさんは、巡礼に行ったんだそうです。全部歩きで、スペインまで行ったんだそう。
マジでか、歩いてか、と、巨匠。
少し話して、解散。
巡礼な、お遍路さんみたいなもんやろか、そんなんあるんやなぁ、と、巨匠。マルシェの様子。
そろそろお宿に戻ってみるよ。ルイズマリー公園の中を通り抜けて行きます。
めぼしいフリット屋さんは、ことごとくクリスマス休暇で、公園の横のフリット屋も休みでした。
ムゼラーさんの家の下のフリット屋、シェイザも閉店していました。
ベールアブニールもなかったようでした。
フリットの当てが外れ、どこでフリット食べよかな、と、悩み始めます。
宿、再到着ー!綺麗な寝室!ダイニングキッチン。
コテージってどう言うことかな、と思っていたのですが、お庭に面した半地下のお部屋をシャワーとトイレ、キッチンがある客間に改造して、それを民泊として貸してくれているのでした。
上には多分家族で暮らしているようです。
小さい子供が二人いて、オーナーのマリーさんが応対してくれてるところを、ガイジンのお客さんやー、と言う感じで、チョコチョコ見に来ます。かわいいやん。
洗濯機使わせてもらえる、と、前もってメッセージで聞いていたのですが、詳しく聞くと、不在の間に洗ってもらえるわけではなく、ご家庭の洗濯機を開いてる時使えるよ、と言う話だったので、それは、家にゆっくりおる時しか使えんな、実質無理やな、と言うことがわかりました。
けど、12/30と、1/1に泊まる予定にしていたのですが、12/31は誰も泊まらないからお部屋そのままにしてていいよ、とのことだったので、逆に、12/30の夜のうちに手洗いし、部屋に干して出かけることにしました。
荷物を開けて、ムゼラーさんのお土産などをまとめて、おばさんの家に向かいます。出る時は、お庭の方のドアから出入りし、家族と動線は合いません。
独立型民泊です。遅くに帰っても、早くに出ても、そんなに迷惑になりにくいよく考えられた作りです。
このドアが、川に面していて、ここから出入りできます。
鍵を3つもらっていて、部屋とご家庭の家の間の鍵、部屋と庭の鍵、庭と川に面した歩道の鍵。
こんな感じでした。
そんで、寝不足のまま、とるものとりあえずマリーセシルおばさんの家に行きました。
お元気でしょうか?
とにかく会うぞ!
〜ちなみに、朝の部屋の様子〜
時差ぼけで早めに起きちゃったけど、7時は過ぎてたはず。
真っ暗なベルギーの朝。ネスプレッソ気に入り過ぎの巨匠。
広くて綺麗な、このまま暮らしてみたいようなお部屋でした。