みなさま
先日のことですが、朝のパンかない、と言うことに夜中に気がつきました。
巨匠は寝落ちしていたので、こそこそと、パンを作ることを決意しました。
朝、焼きたてのパンの香りで目覚めるとか、なんか、憧れますやんか。
やや!手製のパン?やるやん、と言われたいスケベ心もありました。
ゴソゴソしていたら、巨匠歯磨きのために起きてきて、お!パン?やるやん、ありがと、と、期待通りの反応。
昔、知り合いのお姉さんが譲ってくれたホームベーカリーに、ネットで見たレシピ通りに粉を投入。
スイッチオン。
ウィーン!ウィーン!ウィーン!ウィーン!!
あ、これ、音がでかいやつやった…。
巨匠歯磨きを終え、えぇー!これ、音すごいな、と。
うちはすごく狭いので、家の端にホームベーカリーを置いても、ドア二枚挟んだ向こう、トイレに置いてもすごい音。
あらかた粉が混ざった頃、巨匠が、ごめんやけど寝れへんわ、、止めてくれへんか、と言われました。
そやんな、そら、、うん。。
と、仕方なく、まぁ、当然そうなるか、と、スイッチオフ。
けど、イースト菌入ってるし、小麦を濡らしてるし、ここで止めたら、ゴミになってしまう。
続きをどうにか音を立てずに作る術はないものか、ちょっと考えていたところ、ホームベーカリーに、パン焼きモードがあることに気がつきました。
発酵までどうにかしたら、焼けるちゅうことやな。
もっとこねるべきとは思いましたが夜中やし、もうええわ、取り敢えず発酵させる、と決めて、発酵の温度と時間をぐぐりました。
分量により、いろんなレシピがありましたが、だいたい36〜40度くらいで20〜40分くらい発酵させるようだったので、手拭いをパンケース(ホームベーカリーの中のテフロン加工のパン作る中の箱)にかぶせてホコリの侵入を防ぎ、布団に一緒に入りました。
布団の中で横寝になり、パンを腹のところで抱き、ネットサーフィンすること40分。
おもむろに起きて布団をめくると、イースト菌の匂い。
台所に持っていくと、お?膨らんどる!
布団に一緒に入るだけで、パンって、膨らむんやな〜、と、大変満足した気分で、パン焼き機能で30分くらい焼いてみることにして、そのまま就寝。
焼きの時間が勘だったので、朝見たパンは少し生焼けで、小麦の匂いがすごかったですが、角餅くらいに薄く切って、トースターで焼いたら、それなりに食べられて、好奇心がずいぶん満たされました。
巨匠はスープに浸して食べていました。
パンって、布団で抱いて膨らむんやな、と、いう話でした。
巨匠が、朝に、昨日ごめんな、パン途中でやめさせて、て、謝ってくれたので、わざとではないにしてもこっちが夜中にうるさくしてしまったのに、何てよくできた人やろか、と、感動しました。
写真は、今年の桜。ちょうど今週でしたね。
今年は花冷えが長く、桜が長かったな。