毒食わば皿まで 2

毒食わば皿まで http://dokusara.exblog.jp の続き

佐々木酒造蔵見学

みなさま

 

エリナ嬢が、どこからか、佐々木酒造の蔵見学ツアーを見つけてきて、申し込んでくれ、抽選に当たって、見学行ってきました。

上京区、学生の時に住んでたところと、行ってた教習所の間あたりです。

f:id:dokusara:20200302133157j:imageビール工場は見たことあるわよ。

日本酒はどんなん??

入ると、受付があり、ツアーを企画した会社の方から説明あり、参加費3000円払いました。

二階の小さな会議室に通されました。f:id:dokusara:20200302134949j:image3千円で、おみやげと試飲会がついてるのね。

しばらくすると、俳優の佐々木蔵之介さんの弟君である社長さんが来られ、スライドショーを見ながら説明してくださいました。

昔は洛中にも造り酒屋がたくさんあったけど、物流などの関係で、伏見に移転した会社が多かったこと、日本で使われているお米はすごく近い親戚なので、酒米を換えてもそんなに味は変わらないこと、それより酵母が変わると結構変わるということ、この場所は聚楽第があった場所の南の端で、水が良いらしい、ということなどなど、興味深く伺いました。

あと、へぇぇ、と思ったのは、日本酒の評価方法が、すごく日本的だったこと。

ワインは加点法で、何に似ているとか、なんの風味がある、とか言って、言葉を重ねて行くそうですが、日本酒の品評会では、減点方式で、雑味がない、何がない、と、減点が少ない酒が良い酒と言われるのだそう。

それで、酒造の技術を高めたら、その雑味などを除いて行くことができるため、設備投資したり、先生に来てもらったりして、技術を高め、品評会では賞をもらうのだそうです。

だから、賞がもらえない酒が不味いというわけではなく、美味い不味いは、好みで主観なので、品評会の評価とはまた別、とのことでした。

それで、別の美味しさを競う会では、審査員の好みに受賞作が左右されるものもあり、そう言う賞というのは、もちろん上位者だけもらえるので貴重なんだけど、何を努力したらもらえる、というようなものではないので、もらえてラッキー、というように受け取られているのだそうです。

まぁ、とはいえ、日本酒の正統派の品評会で賞をもらうレベルの上に、審査員の好みにも合う、素晴らしいお酒を作れる酒蔵だということをふんわり言ってらっしゃった気もします。

汚いものがないのがきれい、というのが日本の感覚なんやな、と、改めて思い出しました。f:id:dokusara:20200302135630j:imageその、聚楽第の端っこにある井戸は、向こうの竹のスノコの蓋がしてあるところ。

15m下に水面があり、そこから汲み上げているそうです。

ちょうどいい水加減で、ミネラル足したりしないで、そのままお酒に使えるんだそう。

けど、飲料水としては、保健所の検査をしていないので、振る舞えないのだそうです。f:id:dokusara:20200302135825j:imageお米を蒸したりするところ。

昔は、人力で、ここで蒸したお米を動かしていて、それこそ全員で総出でやってたそうですが、今はクレーンを使って、給水量も数値化して管理し、楽になったということでした。f:id:dokusara:20200302140112j:imageそのあと、エアシューターで、お米をシュポッと運ぶ管の下を通って、お米を搾る機械を見ました。

あたりがお酒の匂いがしました。

搾ったあと、酒粕が取れるんやて。

この神棚の横の管、ここがエアシューターで、お米が飛んで通っていくらしいです。

社長は、「エアシューター、いうたら、あれですわ…、、、あの、アレ、、」と、口ごもるので、なんのこと言うてるか、分かりますよ、ええ、えぇ、と、相槌を打ってしまい、少し笑いが起きました。

実は、私は、世代が違うので、エアシューターは現役では見たことがないのです。

巨匠は、お兄さんなので知っていました。

社長はだいたい巨匠と同じくらいの世代ですね。f:id:dokusara:20200302140452j:imageでっかいドラム缶の中でお酒がボコボコなってるのを見ました。f:id:dokusara:20200302140625j:image順に上がって見せてもらいました。

ミッフィは、間違ってダイブしたら困るから、見ずです。

泡がボコボコと出ていました。

酵母が息をしているのですね。不思議。f:id:dokusara:20200303133740j:image越前屋俵太氏書のなにか。

f:id:dokusara:20200303133910j:image佐々木蔵之介氏のサインがあるポスター。

ファン垂涎でしょうね。

天海祐希さんのポスターなら、中学生のわたしは指でなぞったかもしれませんが、眺めるだけでよしておきました。f:id:dokusara:20200303134011j:image試飲会。

全部で6本あり、どんどん行きました。

f:id:dokusara:20200303134123j:imageこれ、お米と精米度合い同じで、酵母がちがうんやて。

味が違い、へえええ、と思いました。f:id:dokusara:20200303134226j:image青いのはおみやげでもらったやつ。

鍋に合いそうな味でした。f:id:dokusara:20200303134259j:imageやっと集合写真。

ベロンベロンになりました。f:id:dokusara:20200303134331j:imageおみやげを買い、外に。

えらいうまかったな。。

外でグリコしながら進んでる女の子たちがいました。

懐かしい気持ちになりました。f:id:dokusara:20200303134437j:imageそれから、前に巨匠と楽美術館行った時に、行列してた喫茶店、ゾウ、に行ってみました。

エリナ嬢は味噌煮込みうどんを、わたしはアフォガードを呼ばれました。

それから、雨が強くなってきてる中、バスに飛び乗り、喫茶店のハシゴを。

f:id:dokusara:20200303134837j:image堀川御池で降りて、小山園に行きました。

のんびり。

イスラエル旅行の話を聞いたりしました。

ええな。

ザ旅行、って感じだったみたいで、いいな、と思いました。f:id:dokusara:20200303135025j:imageそれから、Uberでタクシー呼んで、烏丸へ。f:id:dokusara:20200303135057j:image解散。

よー酔っ払いました。

後で大阪駅で、仕事帰りの巨匠に会ったら、クサッ!めっちゃ酒臭いで、と、マスクしてるのに言われました。

飲んだもんなぁ。。

翌日は、巨匠が美味しくお酒飲めるように、ぶり大根や、シャケの炊き込みご飯など仕込んで、一緒に晩酌しました。f:id:dokusara:20200303135303j:imageうまかった。
f:id:dokusara:20200303135307j:imageごちそうさま。

 

佐々木酒造、連れてってくれてありがとう。

また、春なったら遊ぼうぜ。

 

ごきげんよう