みなさま
土曜は両親に会いに別荘行こか、と言いつつも、疲れてしまってたので、巨匠と温泉に。
うちではT温泉と呼んでいる温泉です。
疲れて頭を2日洗わないくらいだったのです。なので、温泉でさっぱり。
その後、うちで、T牛乳と呼んでるたからづか牛乳をいただきました。宝塚に牛さんがいるんやね。
クリームの層がある、うま乳。堪能。
も、なんか、毎週末、今週はどこの温泉よ、と、温泉に行っています。年かな。明らかに高校生の時とは違う生活習慣ですね。たごちゃんに、ザラメヨーグルトを入れてもらって、冷やして持ち帰りました。
牛乳屋の横のガレージで、おじさんが焙煎コーヒー売ってたので買って帰りました。
翌日、日曜。大阪、都島区のレトロなカフェにて。二階で開催のガレットデロワの会に参加しました。
デン語のお友達と年明けにLINEしたとき、また遊びましょ、と言ったら、ガレットデロワの会に誘ってもらいました。
ガレットデロワとは? 人気のレシピ3選|基礎知識や特徴を総まとめ | 富澤商店 Columnホールケーキのように切り分けて食べる、パイの中にアーモンドの餡というかクリームが入ったやつで、ホールの中に、フェーブという、焼いた固い空豆(食べない)か、陶器の小さい人形が入れてあって、自分の一切れにそれが当たったらその日は一日王様、という、そういう遊びも含めて、ガレットデロワということらしいです。
ベルギーではしたことないと思ったので、フランスだけの習慣と思っていたら、デン語のお友達のフランス語の先生であるフランス人のBさん(この会の主催者)は、カトリック圏はみんなやるもんだと、フランス出るまでは思ってた、とのこと。
なんで?と思ったら、ガレットデロワの、デロワ、て、des rois、複数形で王様なんですが、これが、フランス語では、聖書に出てくる東方三賢人(博士)のことなんだそうです。
イエスが生まれた時に、その三人の賢人がやって来て、星を見てたら神の子が生まれたとわかったのでプレゼント持ってきたよ、と、金、乳香、没薬(もつやく)をプレゼントしてもらった話があるんですが、その三人のお菓子、と言う名前なので、てっきりカトリック的な文化だと思ってた、ということでした。
主催者のフランス人Bさんは、ガレットデロワのことについて調べて来て、プレゼンしてくださいました。
(この絵を見せてもらった。右の三人が三博士)
三人の博士が持って来たプレゼントは、イエスのことを暗示しているそうです。
金は、イエスはユダヤの王が産まれると言う予言通り生まれたので王様の印、乳香は、祈祷の時使うので、神の子と言う印、没薬はミイラ作る時とか、お葬式に使うので、イエスが死ぬことの暗示なんだそうです。
しかも、その、東方三博士に名前があったとは知らんかったのですが、メルキオール、バルタザール、カスパールだって。それぞれ、白人の老人、中東系のひと、アフリカ系の若者で描かれることが多いそうな。
【Xmasミステリー】なぜ東方三博士のひとりは「黒人王バルタザール」に変貌したのか? | #BlackLivesMatterに世界が揺れた2020年の終わりに | クーリエ・ジャポン
ガレットデロワは、フランスでは日本で言う花見みたいなテンションの行事で、一月中に会う人とは何度でもするそう。フランス人の80%がする行事、とのことでした。
しかも、ガレットに入ってる当たりの豆は、子供に当たるように細工する親が全体の70%、と、主催者のフランス人Bさんが調べて来て教えてくれました。
カトリックの行事とBさんは思っていたけど、調べてみたら、キリスト教が国教になる頃のローマ帝国で、1/6頃(=冬至から2週間後に)奴隷も貴族もみんなでするレクリエーションとして、丸いお菓子に当たりの豆を入れ、豆が当たった人が一日王様になる、というゲームが楽しまれたそうで、それが起源なんだそう。
そもそもクリスマス自体、別にイエスが12/24か25に生まれたわけでは無くて、ローマ時代に、ミトラ教という太陽神を崇める土着宗教とキリスト教が融合して、太陽が一番小さい冬至に、今から大きくなる太陽を生まれたての赤ちゃんに見立てて、神の子が生まれた日を太陽神が生まれた日とすることで、キリスト教が大衆化していったのだ、と、高校で宗教の授業で習ったのでした。
ここで、ローマ時代のガレットデロワとクリスマスが、わたしの頭でハハーンとつながりました。
さて、こちらが、本日のガレットデロワです。Bさんが知り合いの本物のパティシエ(とムゼラーさんなら呼ぶに違いない)に頼んで、作ってもらったガレットデロワ。
なんでもそのパティシエの彼女は、前の勤め先で、ボスが、ランチのデザートはバターじゃなくてマーガリン使うように変更して、と言われ、その指示に怒って、その日にそこを辞めたらしい。
それで自分でお店を持つことにして、とっても美味しいお菓子だけを作って出しているそうです。
カッコいいです。
そんなガレットデロワを呼ばれました。カウンターにて、切ってるところ。
切る人はどれが当たりかわかっちゃう時があるので、Bさんが子供の頃などは、机の下に子供が入って、みんなから隠れてガレットを切り分け、C'est pour qui? これは誰用の?と一個ずつ割り当てて、当たりを隠していたそうです。これは、私たちの!
C'est pour nou(nour)s! 中はこんな感じです。
Crème pâtissière クレームパティシエールというそうですが、アーモンドのクリームが入っています。
パリを中心部とした北部はこんな感じのパイをパティスリー(ケーキ屋さんのパン屋さん)で買う、南部はもっとパンみたいなのをブーランジェリー(パン屋さん)で買うことが多いそうです。あまり家では作らないそうです。
Bさんのお母さんがパリ出身で、お父さんは南仏出身で、家族で南に住んでいたので、お母さんは、パリ風のガレットをいつも懐かしがっていて、ある時売ってるところを見つけて以来、ずっとこれだった、とのこと。
それは、懐かしいよね。
わかるわぁ、と、東京生活を思い出しました。それから、みんなでガレットを食べたら、デン語のお友達にフェーブが当たりました。
おめでとうございます!
フェーブを見せてもらったら、小さなカップケーキの形した、小指の爪程大きさの根付のようなものでした。
こんなんか、ガレットデロワ。楽しいやん!
ほんで、みんなでフランス語の話を少ししたりして、わいわいしました。
同じようなことに興味がある人とは、なんか自然と仲良くなれる気がして、いいな、と思いました。
他の人は、NHKのテレビフランス語でだいぶん長い間自習してフランス語覚えた人でBさんのジムの友達とか、Bさんのママ友とか、フランス語の生徒さんたちなどで、和気藹々として、仲良くしてもらって嬉しかったです。
また寄せてもらいたいです。
それから、巨匠がDJするミロンガがあるので、梅田で集合するため、その場にいた初対面のお友達たちと都島駅の近くまで歩いて行きました。
楽しかった!ありがとうございました!
巨匠と、のちほど集合。
阪急で用事をして、ミロンガへ。
エセキエル・ゴメスさんがレッスンしていた後のミロンガで、レッスンは残念ながら受けれず。
けど、とても感じのいいお兄ちゃんで、アブラッソの腕の位置をちょっと直されたりしたので、レッスンも受けて見たいなと思いました。次あれば、受けて見たいです。
東京にいるらしいので、東京で機会があれば是非参加したいです。
中国系のカリフォルニアから来たフランシスさんて女の人も来てて、ちょっと話したりしましたが、女の子が多すぎるミロンガで、待ちが長すぎだったためか、ちょっと眠くてね、と、早く帰ってしまったのが残念でした。
フランシスさんには、アルゼンチンでナタリアヒルズに会った写真を見せてもらいました。
前にナタリアがカフェティンに来てたので、カフェティンのことを知ってて、辿り着けたんだそうで、大阪の他のミロンガ情報がわかりにくい、と、外国人の人がみんな言うことを言っていました。基本日本語しか情報ないしな、たしかに難しいよね。
ちなみに、フランシスさんはスパワに行ったらしい。外国人に人気ですよね、スパワールド。
アルゼンチンてカリフォルニアからならまだ近いのか、て聞いたら、遠いよ!九時間くらいかかる、と言っていました。
カリフォルニアから9時間もかかるなら、大阪から一体何時間かかるんやろか。ゾッとしますね。
けど絶対行くもんね。
このミロンガは、カフェティン15周年イベントの一環だったので、ケーキを出していただきました。めちゃうまケーキ。
巨匠が片付けたりするので、最後まで残っていたら、昔からの馴染みの人がシャンパン開けに来てくださったりしたのにお相伴に預かり、一丁前にみなさんと写真に収まりました。ゆかこさん15周年おめでとうございます!
こうして、タンゴを踊れる場所をずっと維持して下さってるて、すごいことやな、と、改めて思います。おかげさまで巨匠と出会って結婚もしました。
ほんまに、おかげさまやなぁ、と思います。
ありがとうございます!
これからも、ゆかこさんもみなさまもお元気で、カフェティン続けられますように。
巨匠の影になりつつも、応援しております!