みなさま
明けて翌日。乗れたら乗りたいロープウェイです。
初日もロープウェイは動いていませんでした。
巨匠曰く、ここんとこ一週間くらいロープウェイは天気のせいで運休だそうです。乗れるようになったら乗るで、と、期待を込めて、ロープウェイの乗り口の横にあるスキー場を攻めることにします。この、左側の窓が、泊まった部屋があるところ。
真ん中の雪の塊は、何か建物が、雪に覆われているようです。
朝ご飯は、バイキングです。眺めのいい席で。てんこ盛り取ってきた巨匠。パンダのパジャマを着て、納豆を開けるわたし。すごい雪ね。
これは、実は、フロントに鍵を預けていて、夜のうちに車を端っこに移動させ、朝、夜明け前に除雪車で雪を動かした後に車を再移動させているらしいのです。
次の日の朝見ました。除雪ドーザていうやつと、ロータリー除雪車というやつを使っていました。
巨匠はワクワクが止まらないので、朝も早よから起きて、写真撮りに出たそうです。これが激うま白飯と、お気に入りの蓮の芽とセロリの浅漬け、紫蘇巻き(梅干し入っとる)、ねぶた漬け(ほとんど松前漬け)。
ご飯が進むお漬物類が充実しています。おかずも普通に豪華でした。
リンゴジュースの美味しさを再発見しました。それから、お風呂へ。
くだんの誰もいない男性脱衣場にて。
湯浴み着なしで、さっと入って温まりました。
写真など撮ってたら、携帯を男性脱衣場に忘れてしまい、後で巨匠に取りに行ってもらいました。さて、お出かけだー!駐車場で除雪ドーザていうのが出動してました。かっこいいね!雪かきが終わった旅館の入り口。
さて、スキー場行こう!昨日より積もってるかな。着いてみたら駐車場は、すでに先に来た車で結構埋まっていて、なんとか止めました。
ロープウェイは動いていませんでした。
らいおんは、車からロープウェイ駅を見張っておくことにしました。
さて、スキー道具を借り、リフト券を買います。
ブーツを履く時オタオタしていたら、レンタル屋のお兄ちゃんが履かせてくれました。
この辺の人たちは、わたしたちに話すときはほぼ標準語で、地元の人同士で話すときはイントネーションが青森っぽくなることにそろそろ気づいてきました。
ええな、いま、青森にいるんやな!と思います。
リフトに乗って、上まで上がりました。
そもそも、八甲田山国際スキー場は、初心者向けコースがなく、中級以上らしいのですね。
六甲山スノーパークで調子をこいていたので、多分行けるやろ、と、きてみましたが、リフトに乗るところで、まず、雪が積もりすぎて、リフトの椅子まで行くのが急な坂になってて怖い。
乗ってみたら乗ってみたで、え、山何個超えるん?ていうくらいリフトが長いです。
こんなに上がって、滑って降りれるのか??
やってみるしかないやろ、とりあえず上がってみました。
ちょっと滑ってみたところから。
六甲と八甲はえらい違いやで…。坂が、急すぎて、ターンのたびに転けました。この雪やで。
ロープウェイの上で見えるはずだった、樹氷みたいなんの横を滑って行きます。
ロープウェイ乗れんくても見れてるんちゃうのん?
樹氷ていうか、雪が木に積もってるってことか?
さて、滑って行きました。
ほんとに、え!ここ滑るん?!行くしかないやん…、ていう急斜面(かつ幅が狭い)とこだったので、ボーゲンでジグザグに行きましたが、曲がるところでほぼ毎回転びました。
そうすると、起きるのが大変で、要らんパワーを使い、消耗しました。
巨匠は器用に曲がって、転んだ私を待っててくれており、降りるのに小一時間かかりました。
ぐったり。ここから降りてきた!と言ってるところ。
この見えてる右側の坂からきましたが、この奥が急斜面。
えらいことやったです。
もう、昼にしよ!
ということで、お昼ご飯に。ほうほうのていです。
巨匠は急な坂怖いと言いつつ、転けずに滑ったようでした。
だんだん吹雪てきました。巨匠は吹雪の中、ワクワクが止まらず動画を撮りに行きました。
こんな中滑られへんで…。顔を隠すスタンプなしでもブログに出られる巨匠。
ご飯食べて、しばらくマシになるのを待って撮影会。あ!風が吹いてみんな雪に落ちてえらいことになりました。止むのを待ってても止むかわからんし、行こうか、と、巨匠。
吹雪の中、急な坂を降りて乗る難しいリフトに、今度は乗り損ねて、リフトを止めてしまい、係員の人に苛立ちをぶつけられました。
ひー!東北の男は怒ったら怖いよ!吹雪の中、山をいくつか越えるリフトに乗って、山の上についた巨匠と白瀬くん。
白瀬くんの中には温かいお茶を入れており、巨匠が背負ってくれていました。この吹雪の中、行くんか?行くしかないでしょう…。
吹雪いているので視界がないです。
こっわ。
ゴーグルをはめたら、曇って余計に見えません。
仕方なくゴーグルを外して、目ぇ冷たくて痛っ!と言いながら滑りました。
それはそれはハードな滑走でした。けど、視界が悪すぎて、坂が急なのに腰がひけたりしなかったせいか、向かい風で雪が降りつけるためにスピードが出なかったせいか、案外一回めよりは転ぶ回数も少なく下界まで降り着いて、一回めよりは消耗せずに降りて来られました。
巨匠は高いところが苦手なので、吹雪の方が案外怖くなかった、と言っていて、それもこれもプライスレスなモンベルのゴーグルのおかげのようでした。
モンベルのゴーグルは曇らなかったって。私の安もんの倍くらいするもんな。
無事降りてきた白瀬くん。
南極みたいだったよ!巨匠、背負っててくれてありがとう。どんどんパウダースノーが降るので滑ってきた足の前面がこんなに雪まみれになりました。吹雪はキツい。
止まないようなら、ちょっと隣のホテルで優雅にティーでもしよう、と、行ってみました。すんごいつらら。
ホテルの前でほたえていたら晴れてきたので、もう一回行くか、と、戻りました。どんどん上がるリフト。真下を滑った痕跡もあります。リフトに乗る白瀬くん。
雪が積もりすぎて、リフトの支柱も周りの木も雪に埋まって、なんとなく低いところを移動してるみたいですが、これは、雪がない時乗ったら怖いくらい高いやつですね。
巨匠によると、この日の積雪420センチだったそうです。リフト降りたところの、足跡のない雪。いいね!森の動物さんたち、どこでどうしてるんだろうね。雪サラッサラ!
23が、フワッと雪上に座りました。行こうかね。
そんで、三回め、頑張って滑り、また盛大に何度もコケ、頭も痛くなるくらいのコケっぷりに凝りて、私は本日終了。
巨匠は、コケてる私を待っててくれたので滑った気がせんやろな、と思って、もう一回行ってくる?待ってるし、と、言うことで、果敢に一人で四回めに行く巨匠。携帯で撮った写真などを見てるとあっという間に巨匠戻ってきました。
コケたで!とは言ってましたが、私の比ではないですね。
大人になって転ぶのは、身体に堪えるものですね。もう返すで、道具。
そうそう、気温が低すぎると携帯は止まっちゃうんですが、モバイルバッテリに繋いで、バッテリを胸のポケットに入れておくと、携帯が動いて写真が撮れることがわかり、今回はこれを試しました。葛城山で携帯が死んだ教訓を生かしました。
予行演習の甲斐がありましたね。道具を返して、そこの雪の壁に23たちの巣を作ってあげました。こういうの、楽しいね。使ってないバスが雪に埋もれているようす。
それから、さっきスルーした横のホテルに突撃して、お茶できるか聞いたら、コロナのせいかお茶はできないということでしたが、トイレを借りました。トイレから見えたつらら。中に貼ってあった東北の見知らぬご当地キャラ。
遠いと知らないものですね。車に戻って、らいおんを迎えに行きました。
途中から吹雪いてロープウェイ駅が見えなくなった、と言っていました。諦めきれず、ロープウェイ駅に行ってみることに。ロープウェイ!見れるかな?入ってみよか。金魚吊るしてあるよ。聞いてみたら、多分今日はもう無理で、ゴンドラ見たりも無理ということでした。
残念。また明日に賭けましょうね。せっかくなので顔タク取ってみました。
かわいい跡が付いてますね。記念撮影。雪のすごい壁。らいおんも、堪能しました。宿に戻り、温泉に入ります!
玄関で、旅館のお姉さんにらいおんは声をかけられて、白瀬くんと可愛がられました。ぬいフレンドリーな宿、とってもいいですね。お風呂入ったらご飯です。
普段巨匠とお風呂は別なので、混浴で、湯に浸かって、雪すごかったなぁ、とか旅行の感想を言い合うのも、なかなかない経験で良い気分でした。晩ごはん!魚の味噌漬け。飲み比べ。
後ろにお布団があるのは、ここが湯治宿なので、わざと万年床にしとく、という意味があるんだそうです。
湯治て、説明などをよく読むと、お湯に入って部屋に戻って、布団で横になるのがいいんだそうです。じょっぱり。亀吉。豊盃。
どこか、私をキャンギャルにスカウトして来ないかしらねと、リス。海峡サーモンのお刺身をもらう23。これ、なんなの?
23、めざといね。これは、シャケの切り込みやって。シャケの塩麹漬けみたいなものです。美味しかったです。
切り込みっていうのは、青森のおかずみたいで、最終日に業務スーパーでニシンの切り込み買って帰ったら、激うまでした。こちらは、アンコウの共和え。これも激うま。あん肝でアンコウの身を和えてあります。業務スーパーでゲットしました。今日もご馳走ですやん。きのこのお味噌汁。これもまた美味しいです。
なんか、お出汁も、関西のお味噌汁とちょっと違って甘みが少ない気がしました。
それもなんか、違う土地やなぁと思って美味しかったです。
そんで、たんと呼ばれて、また、女性専用時間帯にヒバ千人風呂入って寝ました。
おやすみなさい。