みなさま
一月を駆け抜け、二月に入るくらいに、体調を崩して少し休んだのでした。
休んだ甲斐あり、もうよくなったのですが、無理はもうせんとこ、と言うことで、ゆるゆる働くことにしました。そら、ま、転職してから無茶なテンションやったわな。地に足つけて行こ。
そんな一月、二月の振り返りをば。
一月。
彦根にハートランドビール飲み放題の温泉があるホテルあるらしい、と聞いていて、エリナ嬢と泊まってみることにしました。
行ってみたら、飲み放題ではなかったのですが、おひとり様一本まで、ご自由にどうぞ、と、バーにハートランドが置いてありました。彦根城に足を向けて寝る、キャッスルビューのお部屋で、城を掌に乗せるエリナ嬢。堀の中でずっとアオサギが同じところに微動だにせず止まってるのが見えました。ええね、女子旅。
今回は福井から恐竜くんが参加です。
とりあえず温泉に入りに行き、ダラダラ。彦根城見つつの風呂。ミッフィは、お風呂に入りたいとは言ってるけど、こう言う意味じゃないのよ。お風呂に入りたい、ていうのは、お風呂場に入りたいって意味じゃないのよ、と、言いました。
ごめんね。
風呂上がりに、夕飯。
近江牛鉄板焼きの夕べです。こちらの近江牛を呼ばれます。この時は、マッツのアクスタ持ってたので、アクスタとお肉も記念撮影してみました。
ますますお供え感が出るな…。海鮮をしげしげと眺める23。シャケですね。
料理始まる前に見せてくれました。お品書きはこちら。花コース。
わくわく。シャケの前菜。さっき見たシャケは、こちらのちゃんちゃん焼き風の暖かい一皿に。
隣の席のおじさんはえらい稼いでるようで、伊勢海老らしいエビも食べていました。
嫁子供無しで自分の稼いだ金で1人で食べて何が悪い、と言っていました。
まあ、一つの意見ではある。けど、毎度全員みんなを連れてく甲斐性がないってことやないんか、と、ちょっと思いました。私はそこまでの甲斐性がないので、私がしでかす全ての贅沢に巨匠を同行することは叶いませんが、(巨匠が喜ぶようなことであれば)お金があれば全部巨匠と一緒にしてみたいです。こちらは、まるでサランラップみたいで、鉄板の上に乗せるのにちょっと抵抗がある気持ちになりますが、カルタファタという特別な素材で、耐熱性に優れたラップです。
ここにいろいろ合わせてあり、火を入れて、ラップの中でグツグツしてるのを見、呼ばれました。ホタテをカルタファタで包み、ベシャメルかけていただきました。うま!次はお肉です。わー!
4人組より背が高い火柱!
まるでトンドを見てるような写真になってしまいました。マッツにもお肉見せてあげたら、ただの板、ということが際立つ写真になってしまいました。いいね、お肉!おおお!お肉。
レアがいいです、激レア、と言って出してもらったのはこちら。
美味しくいただきました。近江牛の認定書が飾ってあったので、但馬牛の鼻紋のついた証書のことをエリナ嬢にドヤ顔で話していたら、隣のお金持ちおじさんを相手していたシェフ風のコックさん(私たちの料理してくれた人に偉そうに言ってた)が、但馬牛は実はたじまさんと言う人が作った牛なんですよ、と、出どころの怪しい情報をドヤっと言ってきました。
へぇ、ほんまですか〜、私、兵庫県立但馬牧場公園の但馬牛の展示で、但馬牛っていうのは、明治に肉食が入ってきた時、牛をもっと美味しくしようと思って、外国の牛と掛け合わせまくったけど、あんまり上手く行かんくて、そういえば、と、元々の但馬の純血食べたら、ありゃ?これが一番うまかったやん!てなって、山奥の小代に残ってた但馬の元々の牛をあらためて増やしていったのが但馬牛の始まりって習いましたけどね、と、言ったら、ウラメシ気な顔で黙ってしまったのでした。
ちょっと調べてみたけど、たじまさんが但馬牛作ったと言う情報は出ず。田尻さんが持ってた牛が但馬牛の元になった、と言う情報はあったので、たじまさんではなく、たじりさんだったのでは?と思います。何にしても、嘘をドヤってはよくないですね。
エリナ嬢撮影分。
近江牛はとっても美味しかったです。お肉をご飯に乗せて口へ運ぶ楽しみ。
ご飯と一緒に出た肉味噌もうまし。
美味しかったのですが、実は内心、巨匠が炊いたご飯の方が美味いのでは、と思ったのでした。(いつもありがとう)
福井から来たエリナ嬢は、こちらの近江米が美味しかった!とのことで、巨匠に言わせると、福井のビジネスホテルの朝ごはんが美味しかった!福井の米美味い!とのことで、私の中で勝手に三すくみが発生しました。
デザート。
ごちそうさまでした!
出てくところで、ひこにゃんにマッツ会わせてあげました。こっちのが合うな。
それから、件のハートランドビールゾーンへ。これだわよ。他の飲み物(ソフトドリンク)は飲み放題でした。ぬいさんたちにもバーを楽しんでもらいました。
それから、私は寝る前にもう一風呂。檜風呂気分を味わうための檜の板に乗ってもらいました。
お風呂に入りたいっていうのは、こう言うのではないのよ、と、ミッフィが言いました。部屋へ。
就寝。
翌朝の朝風呂。水に強いマッツ・ミケルセン。
誰もいないのを良いことに、マッツと風呂に入りました。お風呂の後は朝ごはん。
朝から淡水魚の天丼(何の魚やっけ…)!
天丼??と思ったけど、これが、案外美味しかったのでした。出汁茶漬けにして呼ばれました。
それから、チェックアウトし、ひこにゃんが出て来るスポットが近かったので、歩いて向かいました。
ひこにゃんは、意外に背が低かったです。
多分、150センチくらいの人が入っていると思います。
しかも、ひこにゃんの目は、中の人の目線より下にあるので、ひこにゃんは多分足元しか見えていないと思います。
なので、犬とか、小さい子供には反応するけど、大きなお友達には、割と塩対応のひこにゃん。一緒にいるおねえさんも私よりは背が低そうでした。多分、青に塗った辺りしか見えてなさそうです。ひこにゃんに目線貰えず。
残念でした。
ひこにゃんは、観光協会に帰って行きました。その前にあったカキワリと写真撮りました。コロナじゃなかったらもっとお近づきになれたのかな。
ひこにゃんからホテルへの帰り道に、たねやのバームクウヘンを買いました。
竹生島、どんなとこなん?
長浜の港から乗るようです。結構ギリギリに着きました!
この船に乗ります。港を後にします。
結構賑わっています。船の中で、エリ漁の説明をしていました。
エリ、というのは、魚編に入る、魞と書きます。
湖に棒を刺して、魚を追い込んで獲る漁法ということで、そんなんあるねんな、しかも、エリていうんや、と、エリナ嬢と言いました。遊山気分高まります。お、見えてきたかな?お!あれですな。
なんか、よくわかってなかったのですが、竹生島とは、お寺と神社がある島のようです。ひょうたん島みたいですね。沈影見えとるか?上陸!
竹生島の沈影ていうのは、竹生島が湖面に映って、水の下にもあるように見えている様のことだそうです。近江八景のうちの一つだそう。
前に、たまたまみたガクトのインスタか何かで、バスタオルを下半身に巻いたガクトが、うっすら形が透けて見えている様子を指して「チン影」て言ってたのにちなんで、巨匠がピチピチのズボンを穿いた時やズボンの試着した時になどに、チン影が見えそう!とか、チン影見えないのでおっけいなどとほたえていたので、おお〜、これが竹生島の沈影、と感心しました。
たまたまその話をした時近くにいた見知らぬカップルの彼氏の方にウケたみたいで、その男の子は彼女にチン影!て言ってウザがられていました。
ガクトは、調べてみたら、滋賀県育ち(滋賀県立守山高校卒)だそうなので、近江八景知っててチン影などと言ったのでしょうね。
竹生島の手前部分だけが階段などで古来より開発されており、神社と寺があるつくりになっています。
さて、参拝、と言う前に、うかうかと暖かげなるものに引っかかりました。
おでんですって。
早速呼ばれましょう。伊吹たまご、丁子麩、赤こんにゃく。
どれも美味しく温まりました。
赤こんにゃくは、何で赤いのかな、とか、言ってたら、お店のおにいさん(同世代かちょい上くらいのおにいさん)は、鉄分で赤くなってる、と教えてくれました。
お味噌と辛子つけて食べました。
小腹を満たし、さて出立でこざる。
茶屋のあるじに、階段を途中まで上がったら右に曲がって上がるルートを取ると、少しは楽に上がっていける、と、習ったので、その通りに進みました。
入り口で土器投げのカワラケを買って、階段を上がります。港に泊まっているのは乗ってきた船。同じ船で帰ります。
崖の縁に建てられている廊下の足場は、清水の舞台や書写山円教寺と同じつくりですね。上がったところすぐに投げるとこがあり、ここですぐに投げました。カワラケは2枚あるので名前と願い事を書いて、一枚ずつ湖面に向けて建つ鳥居の間を目掛けて投げました。
エリナ嬢も私も、一枚はいい感じに、もう一枚は力んで、おかしな方向に飛びました。
満願成就というわけには行かんのやな。さて、先程したから見た廊下を渡りました。舟廊下。この辺からお寺っぽくなりますかね。竹生島は湖側に神社、山側にお寺があります。それから抜けたところにお堂があって、確か仏さんが祀ってあり、檜皮葺の寄進があったので、エリナ嬢と無理くり連名で記名し、課金しました。
そんで、お寺の渋い手ぬぐいを買いました。
出たところにびんずる行者がいたので、気になるところを全部撫で回しましたが、婦人科系の問題はこの場合どうなるんやろ、と言いつつ腹の辺りを撫でておきました。こちらの門は大阪城から豊臣何某が委託したものだそうで、大阪城夏の陣冬の陣で消失する前の珍しいものだと研究の結果わかったそうです。ロマンあるわね。ちょっと日光東照宮味のあるウサギさん。
うさぎは昔から好きです。特に白が可愛いですね。奥の院へ。
なんとなく、書写山と同じく建物に対して左前から階段登ってアクセスする感じに既視感があります。
そこで、チベット語の御朱印の人が書写山を辞めて東京進出することを思い出し、エリナ嬢に話しました。
エリナ嬢は、チベット語の御朱印もらったのが御朱印帳の最初、と言っていました。
日本の伝統的なスタンプラリーですね。多分、ヨーロッパの巡礼も同じようなスタンプラリーがあったと思います。
私は迷っていたもう一つのガーゼの手ぬぐいを、意を決して買いました。
ガーゼ地に七福神がついてるやつ、と、思って帰ってから皿拭きに使ったら、なんか富士山みたいな山の絵がちょこっと入ってて、なんで竹生島の寺の手ぬぐいに富士山着いてんねん、と、ムッとしました。巨匠が、富士山もしかして見えるんちゃうん、と、言い、図案の山は伊吹山やないのか、滋賀から大山は見えんのか、とゴネました。
帰ってから気づいた富士山。富士山となると途端に剥き出しになる対抗心です。急な階段を降ります。
リスはさて、写真の中のどこでしょうか?手袋で手すりを磨きながらなんやかんやと降りてきました。
船の出航までにまだ時間がありました。
と、なると、行くはあの茶屋ですね。私はあま酒がわりと好きなので、あま酒呼ばれました。
生姜入れてもらって暖かな気持ちです。それから、名残を惜しんで船に乗って戻りました。竹生島、楽しみました。
あの島の奥の方はどうなってるんやろな。向こうのほうの山は雪ですね。
けど、この日は暖かい日だったので、この辺りは雪ではありませんでした。
実は巨匠が、余呉湖(滋賀北部、福井に近い賤ヶ岳の方)に雪の写真を撮りに行ってて(ひとりで暇だったのと、雪が見たかったらしい)、雪が全然なかったそうなのですが、帰り長浜の港に迎えにきてくれました。
港について、エリナ嬢の車に荷物を乗せてもらっていたので、車から車に荷物を移してもらいました。(猫おる、と、車のそばで撮った写真)ほんで、エリナ嬢とここでお別れし、余呉湖に雪がなくて消化不良の巨匠にナオコバトンが渡されました。
エリナ嬢は翌日仕事の前泊で、夜食のラーメンが食べられるホテルに泊まりに行きました。
私は巨匠と、どこ行くん、どないすん、と、言い、どうしても雪がみたい巨匠と、そんなら、行ってみるか、と、伊吹山のスキー場(奥伊吹かな)に雪を見に行ってみました。
途中で、伊吹牛乳を買い、ポタージュスープを飲みました。ポタージュは、ミルクが濃くて美味かったです。
なんか、古戦場跡の看板が何個かあって、滋賀は古戦場を推すねぇ、と、話しました。
たまたま船で、姉川の戦いは川が赤くなるほど人が死んでやばかったらしい話とエリナ嬢から聞いていたので、古戦場が今でも残ってるんやな、と、印象に残りました。
それから、こんな時間に何しに来よんのやろ、という目で帰路に着く車に見られながら、日暮のスキー場に向かい、閉店時間に続々と出てくるスキー客の多さにビビって、な、伊吹は大阪からの客が多くて混んでるやろ?ハチ高原がやっぱちょうどええやろ?と、念押ししながら、帰路に着きました。
帰りは巨匠の運転で、なんならちょっと寝たりして、甘やかされました。
エリナ嬢に甘やかされ、巨匠にも甘やかされた滋賀旅行でした。
これは、会社休んじゃう前の旅行で、低空飛行でしたが、こうして遊んでくれるお友達がいるのはありがたいことです。
春になってきたらまた元気出てくるといいな。