みなさま
最終日です。
三日目もロープウェイのホームページによると、運転していないみたいでした。
朝5時くらいか?何時かわからないけど巨匠が夜明け前に起きてゴソゴソしてるので、釣られて起きてしまい、一緒におもてに雪を見に出ました。車は端っこの方に移動してあり、除雪ドーザでバンバン雪を動かしていました。まだ暗いうちから、おつかれさまです!
画面左奥にあるのが、避けてある車ですね。
巨匠は、まだドーザが出動する前のまっさらな雪を撮りたかったそうですが、一歩のところで間に合わず。わたしはパジャマに雪除けのスパッツを着けて出てきました。
ドーザが行ってから、おもてを少し探検しました。まだ夜明け前の青い時間帯。宿は灯りが付いていますね。うろうろするのね。らいおんの足跡。まだ暗いので、あまり遠くに行くと怖いよ。お、そそる道。除雪まだしてないね。
私は雪除けのスパッツをパジャマの上につけてきたので、足を踏み入れました。いいねぇ。スパッツをつけてこなかったので、入って来れなかった巨匠。
私が足跡をつけてる写真を撮ってもらいました。
夜が明けて来たかな。雪まみれやね。ぼくの顔にも雪が積もって来たよ。
もう戻ろうか。カメラも雪まみれの巨匠。
戻って、朝ごはんにします。昨日とは別の席。おおあくびを激写されました。窓の外は真っ白。左側の窓は、屋根からずり落ちた雪が窓を塞いでいました。
迫力がありますね。雪が迫って来て、窓が割れそうです。除雪車が来ます。
前がロータリーになってて、回ってる筒の中に入ってる雪を横に高くビャーっと飛ばしていきます。
部屋戻って、廊下の突き当たりに温泉のお湯が外で見えてるとこがありました。こんな色なんだね、酸ヶ湯。男女別湯の女湯。サクッと温まる時、湯浴み着なしで入れて楽でした。2階に上がる階段。登らなかったですが、今思うと、探検したらよかったです。スリッパのペタペタ音が和らぐカーペット敷の廊下。よかったよね、酸ヶ湯温泉旅館。
また来たいです。チェックアウトして、別のとこ向かいます。いいお宿でした。
後ろの家族連れは、お母さんはダッカーに赤ちゃんを入れて抱っこして、お父さんがよちよちの子供の手を引いて宿の周りを散歩してる様子ですね。
巨匠が、車が来るのも構わず、ホロホロ車道を歩いて写真撮ってあぶないので、もう終了!と、車に乗って私たちは移動開始。
とりあえず、八甲田ホテルの方に行ってみることにしました。
途中、地獄沼、というところを通りかかりました。
当然、ロータリー除雪車が跳ね上げた雪の壁で何も見えないのですが、標識みたいな看板で地獄沼、と、道に表示がありました。
こんなん無理やて、と、言ってたら、停まってた車から地元風の男女が出て来て、スコップで、サクサク階段を作ってくれて、あ、どうぞ!と、進めてくれました。ありがとうございます〜!
と、雪の壁の上に上がってみるとこんな感じの地獄沼。
中で熱い温泉が沸いてるとこがあって、それで、氷が張らないんだそうです。周りの雪はふかふかして足が埋まります。
水辺に近いところに行ったら、ズボッ!となって、沼にハマって死ぬに違いない。こっわ…。怖!て、ちょっと!!!巨匠!!!
どんどん遠くの方へ行ってしまう巨匠。
もう降りるで!と、声をかけて、私は雪壁を降りました。こちらは、階段作ってくれてた人たち。
何者だったんでしょうか。
慣れた手つきでスコップを使い、どんどん階段を固めておられます。
巨匠は夢中で写真を撮り、降りてこず。
降りて来た巨匠と、スコップの二人組にお礼を言ったら、この突き当たりの除雪車が雪溜めてるところも面白いですよ!と、おススメされました。
道が、本当は八甲田ホテルの向こうまで続いているのですが、除雪車は全線除雪しているわけではなく、交通量が多いところで、ここまで!と決めて折り返しており、その折り返し地点がやばい、と言う話らしいです。
へぇー、と言う巨匠。とんでもない!絶対無理!と言う気持ちで相槌をうつ私。
もう、行くで!八甲田ホテルに無事つきました。
無事ついたというか、ホテルの駐車場の雪が凄すぎて、みてる前で地元のバスがズズッと横に滑っていました。
ひー!滑った!いま、滑ってたな!ホテルの玄関から前の方見たところ。
地元の人も滑るんやな…。ほなら、中でお茶でもさせてもらいましょう。玄関の前の屋根の部分がデカいです。
高級ホテル、と言う雰囲気ですね。温度計ありました。
一週間ほど前はずっと氷点下だったけど、行った時は暖かで、数字の上では関西でもみたとこあるくらいの温度でした。
でも0℃ですね。
中!そろそろ雪に恐怖を覚えておりましたので、この中でゆっくり落ち着いてお茶飲めて、本当に心底ホッと一息つけました。こういうの!こう言うので十分なんよ!と、言う気持ちの私と、こういうのはまぁ(どっちでも)ええんやけど、という表情の巨匠。ぼくらはどっちもお供しますよ、というぬいさんたち。文句一つ言わず、いつもありがと。
焼き菓子を呼ばれました。
さっき、酸ヶ湯温泉旅館で見かけた親子連れが、歩いてここまで来たぽくて、お茶してました。
子供を連れて、よく頑張ったんですね。
優雅に窓から雪を見下ろしました。
暖かく安心なところから雪を見ると、まるでおとぎの国みたいで気持ちが良いです。
八甲田ホテル大好きになりました。けど、あの雪のところを歩いてみたくなるものでして。巨匠とホテルの建物の周りをぐるっと廻ってみることに。雪。めっちゃ雪。ツララ。
流石の巨匠も、ツララの真下には立つなよ、と言って来ました。雪が、巨匠の、何倍もの高さに積もっています。雪、雪の巨匠。結構、足元がツルツルしていて、歩きにくいです。がんばってホテルの周りをぐるっといきましょう。あり?一周できると思って歩き出したけど、もしかして、円が閉じてなくて、また来た道を戻るのか?
ツルツル道で、結構キツイで…?一瞬ギョッとしましたが、横道があって、つながっていて、無事玄関前に戻れました。よかったね。また、雪道を巨匠に運転してもらって、スキー場のロッジにおみやげを買い納めにいきました。雪が白く光って路面が見えず危ないので、偏光レンズが入ってるゴーグルを装着の巨匠。
おみやげ買い納めで、ロッジで両親とお揃いの八甲田山Tシャツ買うたったです。巨匠のモンベルのゴーグルを借りてみました。
この日の天気はなんか物凄くて、吹雪というよりは、濃霧で、視界が真っ白にけぶって、ちょっと怖いような天気でした。この白い雲の向こうまでリフトが行ってて滑って降りてくるんやから、すごい話です。ロープウェイを念のため見に行きましたが動いておらず。
今回の旅行では、ロープウェイ乗れずで、残念でした。白くけぶってやばいところを走ります。
巨匠、安全運転おつかれさまでした。吹雪いているわけではなく、ガスって白くなっている八甲田山。これは、遭難しそうですね。
撮り納めやで、この雪。酸ヶ湯、来られてよかったね。お山を降ります。
降りて、大きい道沿いにあった業務スーパーに行きました。青森で出会ったはじめての味が売ってあり、買いました。
ニシンの切り込み、アンコウの共和えなど。
北寄貝を買いました。今思えば、ホタテも買えばよかったな。それから、お昼ご飯を食べに行きました。
私はずっといちご煮食べたい!と言っていたのですが、実は青森市の食べ物ではなくて、八戸の方のものだったみたいです。
けど、ここには観光客用にありました。
いちご煮とは、ウニとアワビのお吸い物ですね。それと、ホタテの卵とじの定食にしました。巨匠は、海鮮丼。
私はここぞとばかりに張り込んだのでした。もやもやしたお吸い物の中に見えるウニのツブツブが、朝の霧の中で見つけた森のいちごみたいでしょ。
うっまかったです。
細胞震えました。こんどは八戸で食べたいです。この、ホタテの卵とじも激うま。ほかほか暖かい具です。
こちらは、結構地元の居酒屋とか定食の定番メニューなんだそうです。ご飯に乗せて食べます。うんまい。さらに追加したホタテの焼いたのん。
ホタテの周りにニュッとついてる柔らかい部分が、赤いのと白いのとありますが、これは、皆さまお察しの通り赤いのは女の子の卵で、白いのは男の子の白子だそう。ちょっとずつ巨匠と交換して食べました。
あーん!また食べたいです。通販あるわよ。
青森に行ってみてからすっかり、青森のホタテ!とか、青森のニンニク!とか、青森のりんご!とかいうと、特別美味しい気がしてしまいます。完食。ごちそうさまでした。
ちょっと海が見てみたいので、散歩しました。ミャンマーの馬さんにも、雪を見せてあげました。ちょっと雑なんちゃうん!と巨匠に言われました。海につきました。
青森市は、陸奥湾の奥に位置し、見えてる海は、津軽半島と下北半島の根元で、でっかい津軽湾の端っこです。大きい船止まってるな。下北半島らしき陸が見えています。
つまり、津軽海峡見れるかと思ったけど、よく考えたら見えないんでした。
この陸奥湾の名産がホタテなんですね。縄文遺跡として有名な三内丸山遺跡も青森です。
きゅうさんが青森きたことあって、三内丸山遺跡も行ったらしいので聞いたのですが、遺跡にもホタテの貝塚があって、縄文時代から青森の人はホタテ食べてたんだそう。
いいもん食べてるなぁ!
そんで、縄文時代に思いを巡らし、巨匠が、「縄文時代の人、こんな雪深いところで寒かったやろに、どんなもの着てたんやろな、、」と、言いました。
毛皮巻いてたんかな。皮をなめしたりはしてたのかな?どうやろか。かっこいい消防団。
ぼちぼち歩いて、りんごのお土産物売ってそうなとこへ行きました。小型犬つれた人が何組も雪かきした道を散歩していました。シードルを飲みたいのよ!と、リス。けど、昼やし、まだ遠くまで帰るからノンアルやでー。
ここのトイレは新しく綺麗で、椅子などもあったので地元の高校生みたいな女の子たちがたむろして、化粧のし合いっこしたりして、くだ巻いていました。
若さやろね。そういう子おったな。
わたしはトイレでだべる気はせんけどな。。
いよいよ帰路。
とうとう車を返して帰ります。
荷物検査場で没収になって、目薬くらいしか機内に液体を持ち込めないのかと思っていたので、なんで外にこんなシードルやリンゴジュース売っとんのやろ、と思っていたら、国内線は未開封の液体なら持って入れるらしいと説明を受け、重たいのに800円もするりんごジュースを買いました。
巨匠が持ってくれて、家で飲みましたがめっちゃうまい。それから、しばらく、ストレート果汁100%と濃縮還元100%の差に敏感になりました。おつかれさま。
帰りの便は日曜の夜に大阪に戻る便だったので、満席で、席を予約する時すでに窓側は埋まっていて、巨匠と通路を挟んで二人とも通路側で窓側は知らない人で乗りました。白瀬くんもおつかれさまです。それでも無理矢理見たかった窓の外。大阪キラキラしてますね。はー、帰って来たわ。
ハルカスと通天閣見えてますね。無事着陸。
伊丹着いて、晩御飯どうするん、といい、さっき青森の業務スーパーで買った貝とか、切り込みとかで白ごはん食べたい!とわたしが言い、結局、タクシーで家帰って、巨匠がごはんを炊いてくれました。ロシア産ニシンの切り込みと、八甲田おろし、巨匠が気が向いて買ったいぶりがっこ、赤だし。こりゃどうも!
ちょうどよかった晩御飯でした。
地元のスーパー最高!青森って、ノーマークやったけど、ほんま美味しいものいっぱいでした。
せっかくなので翌日の夜も。
巨匠がほっきを刺身で食べたいと言ったので、お互い疲れた体に鞭打ち、それぞれ自分の貝を捌きました。中になんかおるで!この透明のニョロはなんや…、と流石のわたしも恐れをなしてこのニョロをパクっと食べたりはせずに捨てました。
なんやったんやろ。上手にできたやん。
けど、貝は焼くのが手っ取り早いですね。こちら、共和え。
こいつぁ美味ですわ…。こうして、また、白ごはんが底なしに進みます。
一緒に写してる雪の回廊ていうのは、バームクーヘンにホワイトチョコかけたやつを切ってるものなんですが、本当にちょうど酸ヶ湯に行く道の横に積み上がった雪がちょうどバームクーヘンみたいで、うまいこと考えたお菓子やな、と思いました。景色も箱の絵のようだったです。巨匠作、小松菜と卵のうまいスープ。すっかり気に入った蓮の芽の紅酢漬け。どれも美味しかったです。
雪はビビったけど、青森行ってよかったな。また行きたいです。
夏も素敵なんでしょうね。
ちゅうことで、そろそろ旅行にも行きたいですね。
みなさま、お身体にお気をつけて。