みなさま
ある秋の水曜、お休みをいただき、大台ケ原へ行きました。
奈良と三重の間くらいにある山です。車でだいぶん標高の高いところまで行けるから、な、そんなに登らんらしいよ、紅葉がそろそろキレイなはず、と、巨匠に聞き、秋やし行楽に、と行きました。
三宮で中国語終わってから、ダッシュで阪神に乗り、近鉄に乗り換え、大和八木で巨匠と合流。
朝一出発し、ぐっすりと寝ながら大台ケ原。
全部巨匠が運転してくれて、あ!雲海やで!と、巨匠が言ったところで起きました。だいぶん高いところまで上がってきました。
下の山の間の谷に、雲が溜まってるみたい。ちょっと進んだところから、見晴らしよく見えました。
みるみる晴れていく雲。ススキもあるね。アザミもあるよ。
車を駐車場に停め、トイレで用を足し、いざ出陣。大台ケ原、熊がいるって。
仲間にあえるかな?
ワクワクする23。熊笹のさわやかな様子を楽しむ23。
木のホラを楽しむ23。
森の熊さんだからね。森の小道を行く23。巨匠は、カメラをスタンバイしたまま進みます。空気が、良いね!
満足気な23。
楽しく、足取り軽く進みます。鳥さんがたくさんいるんだね。
キツツキ見られるかな。なんか、赤い実!湧き水!
ここが、実は最初で最後の飲める湧き水なんだって。
通りすがりの人が教えてくれました。
私たちは空のペットボトルを持ってなくて、水が入ったのしかなかったので、残念。
すくって少し飲みました。
次は、空のを持ってこよ。
秋が似合う23。
途中、クマ鈴をつけて鳴らして歩いている人となんどもすれ違い、23が、あれはなぁに、というので、クマ鈴よ、と教えてあげたら、ぼくははクマなのにつけてないじゃないか、と、憤慨し、クマ鈴つけてる人とすれ違うたびに、熊が持つ鈴、降りたら買おう、と、何度も言いました。
ご機嫌良く進んでいくと、心臓破りの坂道があり、もうええで、これ、クライマックスやろ、と、なりました。登ったら展望台になっていて、紀伊半島の向こう側の海が見えました。
向こう側に海が見えるよ。
伊勢志摩かな?
と言っていたら、そこにいた知らない人が、伊勢志摩ではないそうです、私も聞いて知ったんだけど、尾鷲とかの方みたい、と、教えてくれました。尾鷲、台風情報の時とかに聞く名前かなぁ。
遠くに海が見えるね。海が近いから、湿気が山に上がってきて、よく雨が降る山の環境ができてると説明ありました。
日本で1番雨降りの日が多いところなんだって。それでこの天気、やりましたね。ちょうちょが飛んできて、ミャンマーの馬に留まりました。
向こうで巨匠がのんびりしてるのが写り込んでしまいました。集合写真。
これで終了やろ?
くらいの気持ちでいたら、そっち側になんか頂上があるというので、向かいました。
頂上。
頂上付近に櫓があって、二階建てになってて、頂上よりも高いところが作ってあり、登れました。登るとこう。海が近く湿気が来て、雨が降りやすい説明がありました。23、日出岳山頂を征服しました。
ここから、もう帰るやん?
と、問うたら、何と巨匠、ダイジャグラというのに行きたい、インスタで有名なのは、ダイジャグラや、というわけです。
ほう、、ほなら行きましょか。
と、歩を進めました。
地面を歩く道は終わり、板の歩道が付けてあります。いろんな動物さんがいるんだね。
会えるかな?木に止まるリスを激写する巨匠。木に止まるリス。
秋が我ながら似合うわね、と、リス姐。なんか、鹿が木の芽を齧るところからは枝葉が出ない、と説明ありました。大台ケ原ぽい、広々したところに出ました。
台風の被害とかで、木が倒れたあと、育たないのだとありました。動物のフンの説明。
23は、フンはしないので、ふーん、と言いました。なんとなく、大台ケ原ぽい風景。
広々。
下り坂のたびに、また登るのか?これは、また、降りた分だけ登るのか?と、重い足取りで進みます。勉強する23。
なんでも台風で木が倒れたあと、日が差して、笹が育ちまくり、それを食べる鹿が増えすぎて、木の芽を食べてしまい、木が生えなくなった、と、書いてありました。
ここは、鹿さんが増えすぎたせいで元の森に戻らなくなってしまったんだね。鹿さんが増えすぎたんなら、鹿さんを食べる大きな動物も増えそうなものだけど、と、23。
くまさんは増えてないのでしょうか。足跡についての説明。
なかなか見ることはないね。足跡は、笹の下にあるよ。静かな水辺。
鹿さんが水飲みに来るかな。倒木に腰掛けて、ポーズをとる23と、激写する巨匠。私が撮った23。
プロの巨匠が撮った23。
私はぬいどりする時に、セットの中か、夢の中みたいに撮りたいと思うのですが、巨匠は23をまるで森のコビトさんみたいに撮りますね。
さすがです。
さらに進みゆく23。
いい天気だね。生えてる木の下の方に金網が付けてあります。
鹿さんが木を齧って枯らしてしまわないように守ってるようです。
巨匠は、絵にならないから金網なかったらいいのに、と、写真本位なことを言っていました。神武以来の美少熊くま23と、神武天皇の像。
なんか縁があるのかな。
鷹が弓に止まっています。そして、これが問題のダイジャグラ。
あのトンサキのチェーンのところから見た向こうの岩の写真がインスタで有名らしいよ。
どうすんのよ。
…えー…。どうしてもここへ行って写真撮りたい、と言っていた巨匠も、その辺でギブアップです。
かくいう私も、ここで腰抜け。眺めの良いこの写真は、巨匠作。
写真やと、どうしても、ここが、すんげえ岩のトンサキで、もう足踏み外したら即ち死、みたいなところやということが、伝わりませんが…。その横をスタスタとトンサキまで行ってのぞきこむような動画を撮るツワモノが登場。
一人で来てた風の男の人。
もどり道も途中一緒で、ちょっと巨匠と話弾んで話してたけど、男の人は歩くのが速いから、巨匠とその人が先々に行ってしまうので、そのスピードごめん、着いて行かれん、と私が言い、その人はお先に、と言って、行ってしまいました。
巨匠は、文句も言わず自然と私のゆっくりスピードに合わせてくれてたんやな、ということがわかりました。そうして歩いていたら、キツツキがいるのを見つけました。
動画撮ったけど、写真ではわかりにくいですね。ここにいます。ここ。
止まってたら保護色でわかりにくいのはさすが野生動物ですね。
念願のキツツキさんも見られ、足取りもかろく、帰りの山道。
もう膝ガクガクなフラフラ。
日差しも午後の日差し。苔むす水辺。変な形の木でみんな一休み。森。
木の向こうが紅葉してます。まだまだ歩く。
日が傾いて、少し肌寒くなってきました。沢。
あとどれくらいかな。まだまだ続くんだろう、と思って、トロトロ歩いていたら、駐車場から入ってきた、くま注意の看板のところへ来て、帰り着きました。
なんとかセンターみたいなところで、なんか食べよ。寒いから、ぬくいもん、、と、行ってみたら、カレーがこだわりぽかったので、食べました。ラストオーダーギリギリにたまたま到着して、ラッキーでした。
めっちゃおいしかったです。
そういや昼ごはんもおにぎり2つくらいしか食べてないわね。
私は中の規模わかってなかったけど、巨匠は、腹減るまでに、戻るつもりだったのかな。
牛乳も美味。
結果オーライ。
そこから、秘湯という温泉へクネクネ道を巨匠が運転して、私は途中で、もうあかん、寝ちゃう、と、寝て、着いたら起こしてもらって、温泉入って帰りました。
奈良の山の国道を、延々と走って帰りました。
橿原あたりで、もう帰ってきたな、という気分になるくらい、遠かったです。
けど、空気がめっちゃ良くて、胸の奥からリフレッシュしました。
翌日から足フラフラになりました。
ひたすら疲れてだるかっただけで、筋肉痛は、案外なりませんでした。
その、大台ケ原足棒体験の後の水戸騒動だったので、普段デスクワークの身には足腰ハードな11月でした。
大台ケ原、行ってみられてよかったです。
連れてってくれてありがとうございました。