毒食わば皿まで 2

毒食わば皿まで http://dokusara.exblog.jp の続き

鱧の仇を取る

みなさま

 

天神祭に行った次の日、ものすんごい鱧の仇を討ちました。

ベルギー料理のお客さんでお友達になったある先生が、誕生祝いと中国語のお祝いを一気にして下さるとのことで、ノコノコ神戸へ出かけました。

まず、お酒のお店で待ち合わせ。

変わったモヒートが出ると言う和風のカッコいいお店でした。f:id:dokusara:20180731211008j:imageお店の人、着物にタスキの坊主頭の方。

液体窒素でモクモクしゃりしゃりミントをどうにかしてモヒートを作ってくださいました。

しゅごかった。。

出る時雨が降っていて、新しい白い傘を持たせてくださったので、今度返しに必ずまた行きますね。

そして、鱧が待つお店へ。

元町の上の方と地図で見ていました。

地図で見た感じ難しい場所にあるわけではないのに、先生は、呪が解かれないと見えない、と、謎なことを言っていました。

ネットには、お店外観も載っているし、わかるはず、と思い、深く考えずに、先生とウダウダ話しながら着いていったら、思わず私だけ通り過ぎてしまいそうになり、先生が、ほら、と言いました。

普通の家みたいな外観、と、写真で知っていたのに。

入ったら、テレビか映画でしか見たことのない、真っ白な木のカウンターで、緊張。

お刺身を出してくださり、それも鱧。f:id:dokusara:20180801082659j:image机かまな板か皿か分からんカウンターていうのん。

ドキドキしますやんか。f:id:dokusara:20180801082749j:image見本のような鱧ちり。

緊張しすぎて、何つけて食べたらいいか分からず、手前のおネギともみじおろしは、気がついたら下げられてしまいました。

狼狽てしまいました。f:id:dokusara:20180801082914j:image食べ散らかした後の炙り。f:id:dokusara:20180801082953j:image鱧の子。

何これめっちゃおいしい!

魚卵大好き。f:id:dokusara:20180801083037j:image蒲焼き。

甘くかすかなスパイス味がし、とってもおいしい。f:id:dokusara:20180801083157j:image秋によく見るかっこいいきのこを猫が思わず耳そばだてる紙袋から出して、うますぎる鯛の兜と鱧と松茸さまでおついを呼ばれました。

f:id:dokusara:20180801083332j:image凶暴そうな口元やね。

鯛の兜は、しっかり成仏させたりました。

めちゃんこ美味しかったです。f:id:dokusara:20180801083449j:image錦帯橋状態の鱧の棒寿司。

うんまい。f:id:dokusara:20180801083540j:imageあちらには、宝石箱みたいにお魚が並んでます。

直視したらバチが当たる!と、思いましたが、凝視しました。

先生が、好きなものを言いなさいと厳かにおっしゃった(と思った)ので、呼ばれました。f:id:dokusara:20180801083901j:image平貝。

生か炙りか聞かれたので、最近平貝炙りに目覚めたわたくし、生意気にも炙りと。

炙ると少しもちもちするのですね。

おいしい。f:id:dokusara:20180801084050j:imageマーチェスみたいなイワシさま。

味美し。f:id:dokusara:20180801195312j:image今日は赤ウニも美味しいですよ、と言われ、うかうか。

美味しいですよ、と言われただけあり。f:id:dokusara:20180801195355j:image先生、赤貝が食べたいです、と言ったら、私に言わずにそちらに言いなさいと言われました。

太っ腹。f:id:dokusara:20180801195439j:image今日は牡蠣の煮たのも美味しいですよ、と言われ。

煮たのが美味い。ほんまによ。

ここで、もう打ち止め。

この世に極楽はありました。

ごちそう様でした。

こんなにしてもらったので、絶対中国語もっと上手になります。

先生が言うように漢詩が作れる方向に向いてるかはわかりませんが、頑張って恩に報いますね。

 

これ以上の鱧にこれから出会えるかわかりませんが、鱧とお寿司めちゃんこ美味しかったです。

ありがとうございました。

ごきげんよう