みなさま
週末は、アメリカからタンゴのお友達のポールさんが来て、神戸に出かけました。
ポールさんは、歌舞伎か能か、展覧会が見たい、そのあとミロンガ行きたい、と言いましたが、歌舞伎は関西ではやってなくて、能も私は割と好きですがいいところでやっていませんでした。
上演系は東京か断然多いですね。
どこいこ、となり、横尾忠則の美術館て私行ったことないな、と思い、一緒にいくことに。企画展は、「横尾忠則の冥土旅行」。
兵庫が誇るアーティストのうちの一人ですな。
赤には、氏が子供の頃に見た空襲の焼けた赤い空の禍々しいイメージがあるそうですが、西脇て、いまでも結構な田舎やけど空襲なんぞあったのかな。
今調べたら、ウィキペディアに、西脇は空襲を免れたが、神戸の空襲が西脇から見えた、と、載っていました。
今朝はたまたま、朝ドラのわろてんか、で、大阪の空襲のシーンでした。
あんな目にだけは、死ぬまで一度たりとも遭いたくない、と思います。雑誌に撮って載せたヌードの写真もありました。
敢えての生活感ある裸体なんかな。
なんか匂ってきそうな裸体ばかり撮ってました。
なんしか、濃い。上の階は、別の展示。
下の階に比べると割とあっさり目。
そして、わりかし楽しめました。
別の展示の時も来たら面白いやろな、と思いました。
お気づきかわかりませんが、いつもの23たちをおうちにうっかり置いてきてしまいました。さて、外は春の王子公園。
よござんすね。
この日の朝、準備しながらテレビを見ていて、神戸税関の貴賓室が特別に見学できる、と言っていたので、よかったら税関行きましょうか、と、言い、税関へ。
ポールさんと私はなぜかフランス語で話しているのですが、フランス語では、税関はドワンヌと言います。
本来なら、フランス人とはフランス語で、中国人とは中国語で、ロシア人とはロシア語で話したいわたくしとしては、アメリカ人とは英語で話したいものなのですが、不精して最初から、フランス語で話しています。
最初に、あら、英語かぁ、私フランス語なら話せるのに、残念やわ、と言ったから、ずっと合わせてくれているのかもしれません。神戸税関。
子供の頃から、クラシックな建物で、かっこいいなぁと見てるだけで、入ったことありませんでした。
一人ならわざわざ来なかったでしょう。カスタムくんお出迎え。小さいけれども、綺麗なホールです。貴賓室。
戦前は、天皇陛下が来るとか用のお部屋で、戦後は偉い人の執務室でした。どうだね、ポールくん、と、座るところ。
もちろん、陛下が座った椅子はもうありません。さて、うろうろ。禁輸品の説明などもありました。
ちょっと待って、集合して、係りの人と屋上に上がるツアーに行きました。
眺め良し。昔の港のことや、税関業務のことなど、ボランティアガイドの人がいろいろ教えてくれて、面白く聞きました。
ハハとカルカソンヌに行った時みたいに、頑張って訳す気もなく、自分だけ面白く聞きました。
ごめん。そこまでサービスする気が出なかったです。
そう思うと、メキシコ案内してくれたイワンて、すごかったな。三宮の方。許しません、白い粉。カスタムくん、がんばってね。
そして、腹ごしらえに南京町に行きました。
加古川民に人気の民生にしよかな、昔家族で行ってた栄和飯店にしよかな、友達らとたまに行く蓮にしよかな、と、まさか鉄板の老祥記に並ぶか、と思ってたところ、前にまりさんがお持ち帰りのマーラーカオを買おうと言ってみんなで寄った南翔で、偶然中国語の先生に会ったことを思い出して、そこに行きました。
ポール氏は初めての南京町だったらしく、面白がっていました。
よかった。
で、中華街の中華だけど、やっぱどこか日本風だなぁ、と言いながら、美味しく食べました。
イタリアの中華料理店では、パンが出るんだって。
フランスのはなんとなくベトナム風だった気がします。
ほんで、初めて北野サーカスへ行き、ミロンガへ。
行ったら少し早すぎて、近くでお茶しばいて、シュッとしてる、という概念をポールさんに説明しながら時間を潰し、改めてミロンガへ。
北野サーカス、初めて行きましたが、楽しみました。
またいきたいな、駅から遠いけど。
ほで、いい時間に解散。
いい気分転換になりました。
ご一緒できまして、光栄でございました。
うろうろしたのも面白かったです。
また機会があれば。