みなさま
前に、朝来で古民家を改装して本屋さんをしている友人のユキちゃんが、新聞の取材を受けていました。
そんで、それを、エリナ嬢がシェアしてきたのを見て、ん?この記者は中高の同級生な気がするで、と、本屋のユキちゃんに言ったら、たしかにタカタナオコの友達ぽい!聞いてみる!と言ってくれ、まさかの20年ぶりに会うことになったのでした。
うちから大体1時間40分。遠いんちゃうん、と気にしてもらいましたが、今な、毎日片道2時間通勤しとるねん。もうじき終わるけど!だから、遊びの用事で移動するのは全然平気、ということで、シカオで一人で行ってきました。
最近巨匠に運転を任せきりだったので、私、2時間の運転もつのかしらとちょっと不安でしたが、シカオのオートクルーズ機能で楽チン、全然平気でした。
車買う時、きょうびの軽四高い高い!て文句言うてたけどこんなオートクルーズやスマアシついてるから高いんやわ、これは、すごいな、と感心しました。
オートクルーズ付いてない時は、ハァ?オートクルーズ?アクセルペダルくらい踏みぃさ、と、悪態ついていましたが、ついてる車に乗ってみると、!これ楽!と大満足。
さて、ブンブと走って摂津国から行きました。北播をかすめて丹波に入るのはさほど様子変わらずでしたが、遠坂トンネルを越え但馬に入ったら急に雨。なるほど、国境とはこういう風にできてるとわかりやすいです。
朝来の約束したランチのお店着。来ていたLINEに返事をしたりしていたら、ゆきちゃんとよっちゃんも着。
よっちゃんが、なおこさん高校生のままやん!と言いました。そんなはずないのに、エヘヘ〜よっちゃんはちょっと貫禄でたな、と、いうてしまいました。ワシかて、妙な貫禄出てるの、自分で知ってる…。よっちゃんの表現、さすが洗練されてますな。
さて、古民家のレストランです。
定食があり、オプションでいろいろな釜飯を選ぶことができます。
わたしはハモづくし定食と松茸の釜飯を選びました。釜飯とか来る前。
他の二人はお刺身定食にしていました。ハモの天ぷら。
ええやん、美味しかったです。
内心こんな山でハモ食べんでも、と、自分でも思いましたが、好きなもんは好き、うまいもんは美味かったです。
よっちゃんは、会っていなかった20年の間に激動の人生を歩んでいて、けど、それがよっちゃんぽいな!という感じで、それを知れてよかったです。なおこさんは変わってない!と言われましたが、実際高校の頃からお気楽に変わってないので、ほんまに、多分、よっちゃんが知らなくなってからのこと引き継ぐようにゆきちゃんが知ってるけど、ほんま、ずっと高校までの続きしてたでー、と、言いました。
あと、今回はめずらしく、播州人が二人(よっちゃんと私)と摂津人がひとり(ゆきちゃん)のパワーバランスだったので、いつもなら摂津2(ゆきちゃんとエリナ嬢)播州1(私)で進行する播州自虐ネタのバランスが変わり面白かったです。
(こちらは、ゆきちゃんが播州を馬鹿にして私が小さな心を痛めたエピソードです)
なんやかんやと話して、多分ゆきちゃんとよっちゃんは(知ってはいるが)本をものすごくよく読むのやろな、と察しながら(そら、本屋さんと新聞記者の読書量やったら同じ土俵には立たれへんで)、どっちかというと文春とかナックルとか無料マンガを夜中ネットで見て睡眠時間を殺してしまう自分(ただのサラリーマン)を少し恥じ、けど、まぁ、その分下世話とされる話題はよくわかるというだけのことやし恥じる必要もないか、とも思ったりしました。
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ、長身でフサフサしており、料理上手且つめちゃんこ優しい巨匠が夫として家にいることの心の安定感よ。ごちそうさまでした。いいお店教えてくれてありがとう。
そんで、ゆきちゃんのお家にお呼ばれしました。古民家を自分たちの手で直し、綺麗に漆喰を塗ったりなどして住んでいる、趣味の良いお家に惚れ惚れし、憧れました。
素敵。ゆきちゃんがわざわざ朝買いに行ってくれた、近くのお店で作っているカヌレを呼ばれました。カヌレとファーブルトン、たまに異様に食べたくなるのですが、ファーブルトンは作れるけど、カヌレはなんか発酵する工程があって難しいので、美味しいのを呼ばれてとても嬉しかったです。
お呼ばれいただきありがとうございました!
よっちゃんと20年ぶりに会えて、賢く上品な人はやっぱりそのままなんやな、と思い眩しくおもいました。一方、賢く上品であれ、と親に願われていた割に下世話志向な(かつ耽美なとこも十分にあるとも思う)私はおそらく高校の頃からそのままなんやろな、と、賢く上品になれるような教育を与えてくれた親に申し訳なく思う反面、ま、しゃーないや、これでぼちぼち幸せに暮らせてるからな、下世話な美もある、と、肯定しつつ帰路。
帰路、オートクルーズ機能を駆使して眠くなったので、のんじゃえ丹波を飲みました。
花を買い来て妻としたしむ代わりに飲むヨーを巨匠に買ってあげたらよかったけど、そのかわり、翌週に旅行予定の福井の海岸線のクーポンの冊子を巨匠に持って帰りました。
とにかく久しぶりの友達に会って、元気で、その人らしく生きてるのがわかって、よかったなぁ、私もそのように生きていこ、というような刺激を受けました。
会社を辞め、近日中に新しい職場に初出勤です。
正直ちょっとビビってますが、自分らしく頑張る(できへんことは急にはできへん)だけですね。
巨匠もいるし、大丈夫な気がします。
ちゅうことで、ごきげんよう。