みなさま
雪ぃの進軍♪と勇ましく、本気の雪を見に青森の酸ヶ湯に行きました。
巨匠が最近自由に過ごせるようになったので、今のうちに遠いところに行きたい!と、言い出して、どこに行きたいんよ、逆にどこなら行きたいんよ、と、言って案を出し合い、わたしがうっかりと酸ヶ湯温泉なら行ってみたい、と言ったのが運の尽きでした。
わたしはTwitterでたまたま酸ヶ湯温泉のヒバ千人風呂の写真を見て、何これカッコよ、温泉硫黄臭?白濁?酸性?どんなんやろ、入ってみたいな、と思っていて、どっか遠く、東北の方、くらいの知識で、「酸ヶ湯温泉なら行ってみたい」と言ったのでした。
そんなら、巨匠が酸ヶ湯てどこよ、と言うので、知らん、インスタとかで見てみたら、と、促したら、死ぬほどの雪がバンバン出てきて、え、酸ヶ湯ってあの八甲田山なん…マジでか、と、寒いの苦手なので、正直萎え、引き気味になってたのですが、雪!と、テンションの上がった巨匠と酸ヶ湯温泉に(てか、八甲田山に)行くことになってしまったのでした。
巨匠の気を引いたのは、ロープウェイで上がった先の樹氷の様子や、あたりにフカフカに積もりまくった雪でした。ネットの拾い画ですが、こう言うイメージだったみたいです。
私の八甲田山のイメージは、こっち。映画は実は見てないんですが、八甲田山と言えば、「雪中行軍」「寝たら死ぬぞ!」「天は我々を見放したッ…!」ですよね。。
遭難事件のことを詳しく知らなかったので、調べれば調べるほどビビるやないですか。
酸ヶ湯温泉は、青森市内から30キロほどの距離で、八甲田山の山中です。
八甲田山遭難事故は、その犠牲者数において、史上最悪の雪中遭難事故ということらしいですが、なんでそんなことになったんや、と、同じ目に遭わないためにネットで関係ありそうなのを見まくりました。
簡潔に言うと、八甲田山の雪を舐めてた、ということみたいです。青森市から田代温泉方面へ三日かかりで向かう隊と、弘前から十和田湖経由で八戸へ向かう1週間くらいかかる隊の二班があったそうですが、弘前十和田八戸組は日程も長いので、念入りに準備していったそうです。一方の遭難した青森市から田代温泉の組は、三日後には温泉や!と言う風で、ブーツに油紙に包んだ唐辛子を入れておくように、という再三に渡る通達も軽視され、ソリで荷物を運搬する方法も、どんどん降っていくフカフカの雪の道には負担が大きいだけで利点なく、どんどんと隊列に遅れが生じ、前をゆく班と間があいて、道を見失い遭難、と言う結果になってしまった、ということでした。
こっわ…。とりあえず油紙で唐辛子を巻いて、ブーツに入れるくらいはしておこうか、と、巨匠と言いましたが、結局忘れました。
巨匠は、雪!日本一の雪!いや、世界一らしいで!と、浮かれて、三日間のうちに、奥入瀬も行きたい!十和田湖も行きたい!と、無理難題を言います。
そんなもん、絶対遭難する!飛行機乗り遅れる!と、きいかあ言いましたが、大丈夫大丈夫!と言う軽いノリで、あかん絶対あかん!と、わたしはピリピリなり、余計にげんなりなる始末。
結局、気が済むまでじっくりしっかり時間をかけて検証した巨匠は、奥入瀬は今回はええわ、と、言ってきたので、ほっと胸を撫で下ろしました。
毎日、酸ヶ湯の雪は現在三百何センチ、とか、四百超えたで!とか言って楽しみにし、買い込んだモンベルを抱えて、やっと2/25金曜飛行機で向かいました。
今度はろっこうちゃうで、はっこうやで〜、と言いつつ向かいます。窓側に陣取り、ワクワクが止まらない巨匠。あれ、富士山や、とか巨匠が言うのですが、そんなはずないで、遠いし見えへんやろ、大峯山やない?とか言ってたのですが、どうも形が富士山で、富士山かなぁ、と、思いかけていたら、CAさんに、富士山見えましたか?と言われ、ほらー!と、なりました。ほんま、富士山てでかいのね。満席に近い青森行き。北アルプスや、南アルプスや、新潟や、と言って、もってきたみかんを食べました。いうてる間に着きました。
飛行機やと、近いですね!乗ってきた飛行機。外、雪やん?いざ冒険へ!
つづく。