みなさま
巨匠は、米をめちゃんこ食べますが、どんどん痩せて行っており、高校生の頃の体重を下回ってしまったそうです。
お腹の中に、お米をエネルギーに変えるプリボテラ菌が多いんでしょうか。
先ほども、チャイを入れてくれたのですが、最後まで飲む前に、仕掛けがあるから、とか言い出して、なんやと思ったら、しゃもじの米をひとつまみずつコップに入れており、なんや、最後の一口が、間違えてご飯が入っちゃったゴミ的な雰囲気のものになっていたのですが、閃いたんや、と言い張っておられました。
閃きと出来心。
どっちかというと、チャイにお米を入れるのは、出来心からやと思ってしまうのですが。
ひらめきや、タイの甘いお米のデザートからひらめいたんやと、言い張っておられました。
チャイは美味しかったです。ありがとうございました。
そういえば、水戸で買った藁の納豆を食べました。直接入ってるのかな?袋かなんかに入ってて巻いてあるのかな?直接でした。
大粒で、パンチが効いて、美味しかったです。
そんなお米大好き巨匠と、シンフォニーホールに行って、大フィルの定演を聞いてきました。青い電気の先に、シンフォニーホール。
チケットをまず引き換えました。
それから、どうしても急な残業があった巨匠のために、チケットを預けました。さすがですね。
そういうサービスも行き届いておられます。
私は一曲目のチャイコフスキーのロメオとジュリエットが聞きたかったので、この公演を希望してチケットをもらいました。
会社が大阪交響楽団に付き合いでお金を援助していて、その絡みでチケットをもらえるのです。
好きなので、たまに志願してチケットをもらいます。チャイコフスキーのロミジュリ以外は知らん曲。
予習もせず、やってきました。
巨匠は、遅れてきたのでロミジュリは聞けず、途中から扉の外で少し聞こえて、すごいな、と、ささやきながら、お夏清十郎から参加。
お夏清十郎て、姫路が舞台の心中物ですが、よりによって、たまたま、お夏清十郎なんですね。
この日指揮をしていた外山氏が作曲したバレエ音楽でした。
石田種生氏、なんや聞いたことあるな。
ちょっとググってみたら、伊藤道朗の弟子で、松山バレエ団で、白毛女作った人みたいです。
こういう新作のアジアっぽいバレエ作るの流行っていたのかな。
パドドゥの曲ということで、アダージョから始まって、チャッチャカチャッチャカ木でできた打楽器が鳴る男性バリエーションぽい曲が続き、チンチンチンチンとトライアングルみたいな音が鳴る女性バリエーションぽい曲があって、次コーダかな、と思ったら終わったので、パドドゥの編成も普通のと違うのかな。
ちょっと日本風の旋律もありつつ、こんなんも作れるで!というバレエやったのかなぁ。。どんなバレエなんやろ、と、思いつつ聞きました。
次の外山雄三氏のバイオリン協奏曲第2番も、よくわからなくて、高校の頃、ラジオのNHK FMの、現代の音楽、かなんかで、もしかしたら聞いたことある感じの、何拍子かわからん感じの、えらいモダンな、あー、そこでその打楽器鳴るんや、みたいな感じの曲。
最初のチャイコを聞いてない巨匠は、ポカーンとした感じで休憩に突入。
次はショスタコーヴィッチやから、もうちょい音楽ぽいと思うで、と、言いつつ、けど、死ぬ四年前に最後に書いた交響曲ということで、ちょっとだけ嫌な予感しつつ交響曲第15番。
巨匠、ウィリアムテル序曲の引用が何度か鳴るところで、思わず、あれは何なん、と、耳打ちしてきたけど、全然コメントのしようがなく、とりあえず、しぃー、と、人差し指を口に当てるジェスチャーで振り返り。
忙しいところ駆けつけてくれたのに、これは、ハードやな…。
でかい身体をシンフォニーホールの狭い席に押し込め、目を閉じて、しかも寝たらイビキかくとあかんから、と、寝ないようにがんばる巨匠。
私も、テレビやったらチャンネルを変えるとこやわ、という第1楽章を乗り越え、徐々にロマンティックな雰囲気になる第2楽章。
私はまぁまぁ興味が出てきて、わりかし一生懸命聞き始め、巨匠目を固く閉じ。
そして、最後のあたりで、最初に出てきたフレーズが変化して繰り返され、そういう感じで伏線を回収すんのやな、という、不思議な爽快感とともに、交響曲第15番終了。
巨匠、お疲れ様でした。宴のあと。
今回の演奏会は、チャイコフスキーの以外は知らない曲で、初めて聞いたので、それはそれでおもしろかったです。
巨匠は、寒い中小さくなって座っていたので、もともとひどい肩こりがよりひどくなって、頭痛がしていました。
お付き合い頂きありがとうございました。
巨匠が知ってる巨匠たち。
帰りにミンミンで餃子食べて帰りました。
貴重な経験ありがとうございました。