みなさま
お寿司屋さんで、水晶浜へ行くと言ったら、水晶浜ですかー、そこの松原海岸でも十分泳げますけどね、と、板前さんがいいました。
水晶浜はあんまりですか?と聞いたら、有名になったのは最近ですね、特に名古屋の方から、ちょっと身体に模様入ってる感じのヤンチャめな方が多いですね、とのこと。
ほー、そうなんや。
巨匠が気になっていた、砂浜だけある船で渡る島のことも聞いてみたところ、板前さんは、行ったことはありますけど、松原で、泳げますよ、とのこと。
わたし的には、そこまで言われたら松原が俄然興味湧いてくるんですが、巨匠は水晶浜の頭になっていたため、とりあえず水晶浜へ行きました。
こっち行ったら原発、あっち行ったらトンネル越えて水晶浜、と言う道を通り、海水浴場地域へ。
課金制のシャワーや空気入れを無料で使えるという一角がある、前払い制の駐車場に停め、浜へ向かいました。
さすがに結構賑わっていますね。あの先の方は、福井名物原子力発電所です。
海は流石に綺麗な色です。
あの原発、ボンていうたら、琵琶湖の水も汚染されて、京阪神一帯が汚染されるそうですね。
うーん…。
思わずそんなことを思う景色ですが、そんな社会派なことは一旦置いて海水浴です。なにしろ、波がデカいです。
敦賀湾の中ではなく日本海に直接面しているからでしょうか。急に深くなりますし、海底の形のせいか、外海に面しているせいか、風のせいか、とにかく波がデカいです。
わたしはガッシリ浮き輪をはめて、巨匠と入ってみました。これが、ギャー!大波に浮き輪ひっくり返される!と、恐怖に身を縮めながら、必死に押したiPhoneのシャッター。ギャー!
ギエー!
わ、わ、わ!
結局、浮き輪を返されることはなかったですが、一気に浜へ打ち上げられ、転かされて、水着やラッシュガードのスパッツの中、上から穿いてた半パンのポケットの中までジャリジャリに砂が入り、心が折れました。
おそらくこの衝撃で、12歳の時に岡山のパピータウンでおばあちゃんに買ってもらったクラシックミッキーのちょっとお姉さん風の浮き輪に多分穴が開き、空気が漏れるようになってしまいました。
小6の時におばあちゃんに買ってもらって30年になる、と言ったら巨匠がもう十分使ったやろ、と言ってきましたが、ここまで来たら後50年、絶対直して使うからな。
強力多用途補修テープ|PRODUCTS(製品情報)|ゴリラ[GORILLA]呉工業株式会社これがいいかな。
よく調べて直します。
もう一回くらい海に入りましたが、大波がほんまに怖くて、巨匠がその波を越えた向こうはちょっとマシやから、そこまで行こう、引っ張るのですが、とても波を越えられず、浮き輪返される!ひっくり返る!無理!無理!ぎゃー!となり、一生懸命浜に向かってバタ足してるのに、巨匠にガッツリ浮き輪を捕まれ、しばらく恐怖にパニック状態でもがいて波に揉まれていましたが、やっと離してもらい、再上陸。
すっかり心折れ、少し座って日にあたり暖まろ、と思いましたが、なにしろ水着や服の中に浜の砂利が入りまくって、座ったらお尻が痛いです。
ぶつくさ言ってポケットから砂を出していたら、巨匠が、シャワー一度行って砂を落としてきたら、と言い、そやな、と、一度ホテホテ歩いて駐車場に戻り、200円でさっぱりして、また水着とラッシュガードを着て戻りました。
巨匠は待ちくたびれており、行ってくるか?ここで見てるし、と、見送り、シートの上で日向ぼっこして、暖まりました。ペシャンコの浮き輪で大波に翻弄される巨匠。この臨場感。
思い出しても怖いですね。
巨匠も、一回、波に派手に転かされていました。巨匠は楽しそうでよかったです。浮き輪は、おばあちゃんが買ってくれた良いものだったので、浮き輪の空気室が、①室と②室に分かれているタイプのもので、穴が空いたのは②室だったので、巨匠はペナペナの②室の浮き輪を体に巻き、空気がちゃんと入った①室をしっかり掴んで浮かんで楽しんでいました。
おばあちゃん、長持ちする良いもの買ってくれてありがとう。おかげさまで、買ってくれた浮き輪を夫と使っています。
おばあちゃんは、わたしが結婚しないのをちょっと気にしていたぽいので、こうして夫と浮き輪が使えて、おばあちゃんも喜んでいると思います。気が済んだ巨匠は、ソフトクリームを買いにいきました。
わたしはその間、シャワーで濡れた体がすっかり乾いて暖まり、もう海入らんでいいな、と言う気分に。ええ天気でよかったなぁ!
わたしは寒がりなため、体を冷やすアトラクション(海水浴、ソフトクリーム、雪中行軍など)は基本的にちょっと引き気味なので、男子のペースで遊べないのがちょっと巨匠に気の毒ですが、この日は晴れてよかったです。
ソフト食べて、巨匠もシャワー浴びてきて、2人で日向ぼっこして少し乾かしてから車に戻りました。
波に負けて、2回しか海に入りませんでした。
そういえば、鳴門でも、ほんのちょっとしか入りませんでした。
子供の頃、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒に海に来ているのに、水着にならず、海に一緒に入らないのが不思議でしたが、だんだん海に入らんでも良くなって来るのかな、と、ぼんやり思いながら身体を暖め、乾かしました。
それから、巨匠が、近くで見てみたい!というので、例の浜だけある島の方に行ってみました。指差してもらいましたが、わかりますかね。
ここの海岸から船が出て、浜に上陸できるそうですが、船が運行している期間が終わっていました。こっちの方がもしかしたら波が穏やかだったかもしれません。松原の近くのファミマに島へ行く船の案内が貼ってありました。
また今度行ってみたら面白いかもしれません。それから結構渋い敦賀の街を抜けて、夕焼けを狙って海岸沿いを北上し、途中で温泉にはいり、各自お風呂から夕陽をみました。この辺の旅館もいいな、カニが売りなんかな、と、言い合いました。お風呂入ってさっぱりし、一路、福井市に予約したビジネスホテルを目指しました。この辺の旅館もよかったけど、と、ちょっと後ろ髪引かれつつ。
海に見えてる光は、イカ釣り船でしょうか。
続きはまた今度。