みなさま
近江八景言えますか?わたしは言えません。
かねてから、アソビューというサイトのメルマガ(温泉や工房制作体験から、グラスカヌーなどのアクティビティなどを安く申し込めるサイト)から、ピエリ守山の水春(温泉)のお得なプランをお勧めされており、興味がありました。
割と巨匠にも何度か提案していたのですが、興味が湧かないと、全く耳右から左の巨匠、今までスルーの案件でした。
そんで、ちょっと前に、また提案してみたら、ええで、ということになり、行ってみることに。
滋賀やったら大阪あたりより空いてるんやないか、という気もありました。
それで、ググったら、京都東インターから無料の湖西道路というバイパスに入り、琵琶湖大橋乗る、というルートが出たので、従っていくことに。
この信号はなんじゃ、どこに停止線があるねん、ぎゃー!わー!など、知らない土地あるあるをやりつつ、無料の湖西道路に。
湖西道路に乗った途端に、ト、トイレ!と言い、滋賀里はなんもなさそうだったので、その次で適当におりました。それから、最寄りのコンビニをググって、トイレを借りました。
そこで、そろそろ昼にしよう、と、湖岸のホテルのような、保養施設のようなていの建物のKKRホテルに入り、ランチはどうかとききましたが、2時直前だったので門前払いに。
レストランのスタッフが、3時からのチェックイン客を捌く為、人員的に無理、とのこと。
詳しい説明ですね。それは仕方ない。
適当に湖岸を北上しているように思えた幹線道路を進み、近江牛の文字を見て四角い平屋建ての、一見お肉屋さんかラーメン屋さんのようなそっけない店に入りました。
これが、大当たり。名前は忘れたんですが、近江牛の薄切り焼肉定食的な名前のやつ頼んだら、卵がついてて、言うたらすき焼きみたいなのが出ました。
これ、激うま。
面会風のアクリル板越しの巨匠は、ローストビーフ丼定食。
わたしのすき焼き風のが200円くらい高かったですが、最近すき焼き食べたかったこともあり、大満足の定食でした。
たまたまいた家族連れの赤ちゃんもごきげんさんで、めっちゃ可愛く、愛想を振りまき、手を振ってくれながらのご退場で、大層お得な気持ちで食事を終えました。
コーヒーを探して北上。
目星をつけた喫茶(Googleで口コミ高評価)の前まで行ったら、普通の家みたいなとこで、駐車場は満車だったので、ちょっとわたしだけ降りて、中の様子伺いに行ってみたら、ドア越しに感じ良かったけど混んでいて、おばちゃんが一人で忙しそうだったのでパス。
さらに北上します。
祇園というデカイ看板が見えて、エライレトロなラブホあるで、昭和やな!と言っていたら、バンバンラブホあるあたりが見えてきて、なんやなんや、と、言うてたら、雄琴の交差点の信号で止まりました。雄琴温泉とはこげかぁ、ゆあそび広場ていう日帰り施設もあるよ、と、かねてから雄琴温泉なる温泉に興味があったわたしはプレゼンしましたが、巨匠にスルーされました。
ミッフィをはじめぬいさん達は、そろそろお風呂に入りたいので、雄琴といえばお姉さんがお風呂に入れてくれる特殊な浴場があるらしいから試してみようよ、と、言いましたが、その浴場は入場料だけでひとり一万円くらいかかって身体を洗ってもらうのにさらに余分にお金が掛かるらしいよ、と教えてもらって、高くてガッカリし諦めることになりました。
そこから、さらに進んでいき、Googleで見た良さげなカフェを目指しました。
堅田というあたりです。
わたしはタカタなので、カタタは同じ文字の並び替えなわけで、どんなとこなんやろ、と、結構前から(何十年も)ぼんやり興味を持っていました。
ナビに従い、幹線を逸れて琵琶湖の方に入ってみたら、古い建物や民俗資料館とかあって、琵琶湖に根ざした独自の文化を紡いでいた模様。
ふぅん?なんか、おもしろそう!と言ってたらカフェに着きました。カレーがおすすめのお洒落なカフェ。巨匠はコーヒー的なもの、わたしはチャイにしました。カレーの本やプリンの本があり、楽しみました。ええやん。おしゃれカフェ。たごちゃん、久しぶりのお出かけ、着いて来れてよかったね。
それから、出たところの奥が琵琶湖に面していて、やたらトビが群がっているので、見に行きました。2022年2月15日 - YouTube
めっちゃ飛んでて、誰かがパンを投げていました。その向こうに、なんか、曰くありげな建物が水の上に建っていました。なんやろ?
調べてみたら、浮御堂というもので、近江八景に選ばれているものでした。これが、歌川広重の描いた浮御堂。
当時、近江八景とか、富嶽百景とか、名所をシリーズ化して描くのが流行っていたのですね。それで、近江八景というのが広まったんだそうです。写りに来た巨匠。振り返りのトビ。
巨匠、すぐそこにあったキムチ屋さんでガッツリキムチを選んで、浮御堂を見に行きました。なんか、ちょっと中華風のお寺の門です。黄檗山萬福寺とかもこんなんやった気がするな。
入場料を払って入りました。ずずい!
橋を渡って、浮御堂。
靴を脱いで上がります。
上がったところにあるお賽銭箱に、巨匠が自分の分のお金を入れたので、財布を出すのが面倒だったわたしは、わたしのもよろしく、と言ったら、巨匠が財布の中から偶然摘んだお金が100円玉で、お賽銭は10円かそこらやろ、と思っていたのでギョッとしたわたくし、おっと、これはあかんで!(高すぎる)と言って、巨匠が握り直したのが500円で、え゛っ!と言ったわたしの目の前で、何なんでか勢いついた巨匠が、何かに操られるように500円玉を賽銭箱に入れてしまいました。呆然としつつ、琵琶湖の上。
信心深いところもある割には小銭が好きなわたしは、後悔というか、なんというか、もったいない気持ちでいっぱいです。
巨匠に任せたからあかんかったんか…、100円を惜しんだから500円を取られたのか…。自分で財布を出せばよかったのか…。琵琶湖大橋見えるね。有料道路ということで、高いのかなと思っていたけど、後で通ってみたら150円でした。
浮御堂の中には十一面観音像があり、琵琶湖側に向かって開いていました。
仏さんの写真は撮ってはいけないので、お参りだけしました。
巨匠の500円を入れてしまったので、巨匠のことだけをめちゃくちゃ必死に心を込めてお祈りしました。
ぐるりと回ったら、隣の旅館の二階に、明治くらいの装束を着た人が何人もいて、なんか、撮影しているようすでした。なんか、芸能人が来てる、と、浮御堂にいた他のお客さんも噂して、けど、遠いからわからんな、と、言いあいました。誰やったんでしょうね。
後で外の機材積んだトラックのところにいた人にチラッと聴いたら、BSのドラマ、ということでした。BSはどうせ見られんしな、と思ってそれ以上は、聞きませんでした。
芸能人を見た(?)ので、テンション上がって、500円のことを忘れて、すごい長い松を見ました。なんなん、横にめっちゃ長ーくしてあります。
等身大の盆栽か、という感じ。入場料300円、お布施500円で、じっくり楽しみました。
トイレも借りましたが、お寺のトイレというと、知恩院のトイレとか、和式のイメージですが、ここは温水便座で綺麗な洋式トイレで、ゆっくり落ち着いて使えてよかったです。
隣の撮影も見れたしね。こんなとこやったんやね、堅田。それからお茶したとこに戻って、車に乗り込み、川魚の佃煮など売ってる店を横目に見つつ、琵琶湖大橋を渡って、渡ったすぐのところにあるピエリ守山に温泉入りに行きました。
守山から湖西側を見たら、山の上が白くて、多分琵琶湖バレイのスキー場が見えてるみたいでした。
温泉でアカスリもしました。靴脱いで入るところで、一人で来てた感じの男の子に、これ、後ちょっとでガラガラ抽選会できるからよかったら使って、と、自分のレシートをもらいました。
おかげさまで次回使えるクーポンいっぱいもらいました。
せやからって守山の温泉、しょっちゅうは来ないけど、また来よかな。
なんか、琵琶湖の周りって当然琵琶湖見えるから、なんか眺め良くていいなと思いました。
浮御堂の観音様は侮れませんが、播州にいた時よりも琵琶湖が意外に遠くないので、たまに来たら楽しい湖岸やな、と思いました。
また何かの折に来たいな。
みなさまも、お体にお気をつけてお過ごしください。