みなさま
本日三日目。
SASAYA2泊目、チェックアウトします。
レトロな鍵だよ。
さゝや。
何となくぼーっとした感じの寝起きの巨匠と朝ごはん。
23は、シャケに釘付け。SASAYAの玄関のとこに、バーがあって、そこで、くつろぎスペースと暖炉があったので、コーヒー呼ばれてマッタリ。
いい雰囲気だよねぇ。ナショナルやて。レトロ家電発見。
こういうのは、もう作ってないから、大事に使いたいものですね。
ふと、キューバの自動車は、ガワが古いアメ車で、中身はヒュンダイだったりすることを思い出しました。
建前上、自動車輸入できないことになってるから、密輸したヒュンダイをアメ車の中に入れ替えてるみたいでした。こういう古い家電ってそういうわけじゃないけど、なんかそそります。
ウダウダしていたところ、雨が結構降ってきていて、別荘の横の川がやばいかもしれないから、今夜は別荘に泊まらない方が良い、と、母から連絡あり。
なぬ、いろいろお野菜をもらって帰ろうかと思っておりましたが、泊まらないのにそっちに寄ってうちに帰るのはちょい遠いな、と、いうことで、今日が、夏休みの旅行の最終日ということになってしまいました。
さて、今日は、昼に、この近くのたじま高原植物園に戻ってきてお昼に但馬牛を食べる予約をしているので、それまでの間、但馬牛さんに会いにいくことにしました。
但馬牧場公園ていうところで、牛さんに会えるらしいのです。
ほとんど湯村温泉の方なので、ちょっと走ります。
巨匠、運転お願いします!
昨日一昨日からお馴染みの道をズンズン北へ走り、湯村温泉の手前をぐいいっと左に曲がって、山をぐいぐいあがりました。しかし、雨です。
そぼふる雨。
到着。
冬にはスキー場営業もあるらしい芝生公園の坂が、雨雲にはまって、上の方が見えません。
いったん、ビジターセンターにて、手続きをし、シールを目立つところに貼るように言われて、牛さんに会いにいく許可をえました。貼っちゃったか。
このカバン私のなんやけど、なんか、巨匠に横取りされています。ビジターセンターにて、初代但馬牛の彫刻と。昔の牛飼いさんの家のジオラマ。
なんでも、明治の頃に、欧米から肉食文化が入ってきた時、まさか自分たちが農耕に使っていた但馬牛が食べてもうまいと思いもよらず、美味しい牛肉作ろうと考えて外国の牛さんと掛け合わせたんだそうな。
で、色々やってみた結果、どうもうまくいかなくて、この近くのスキー場もある小代にいた純血の但馬牛がうまいことがわかったそうです。それで、掛け合わせ過ぎてほとんど絶滅しかかっていた純血の但馬牛を、小代の牛さんからまた増やして行った、というようなストーリーを学びました。
牛舎へ行ってみましょう。そぼ降る雨の中の牛舎。
誰もいないけど、鍵はかかっていませんでした。
私たちは、もう登録済みなので、胸を張って入りました。
一応手を洗って入ります。毎日洗ってもらっているのか?と思うほどに、ふわふわの毛をした牛さん。
かわいいです。
てか、こんなにふんわりした毛の牛さん見たことないな。。
他所でもホルスタインとかジャージーとか見たことありますが、もうちょっと毛がネッチョリしてピッタシ身体に張り付いていたような感じだったと思います。
こちらの但馬牛さんは、毛もフワフワして柔らかく、こざっぱりしておられました。
子供の頃に美方でたまたま見た但馬牛さんは、もっと暗い牛舎にいて、暗い中に黒い牛がいて、しかも迫力がある感じでモーモー鳴いていたのでちょっとビビったのですが、こちらは、明るい牛舎で、フワフワの牛さん。
牛さんのお部屋が奥へ連なっていて、各個室の牛のお尻側が人が通れるくらいの隙間があり、子牛はその間をウロウロして、隣のおばちゃんとこに行ったり、友達と会ったり、大人の牛さんの周りで自由にしているようでした。
大事にされてるようです。
よぉしよぉし!と、額を掻いておきました。
今から呼ばれるんやけど、それはそれ、これはこれで…ごめん!牧場公園を後にしました。
たじま高原植物園へ。
あのぉ、予約してます、、と言ったら、外のツリーハウスに案内されました。
見て!これ!
子供の頃の基地を思い出しました。
雨があまりにも強かったら、建物の中にあるレストランで、ということでしたが、ツリーハウスで決行です。こん中で、但馬牛21部位をジュウジュウします。お野菜を可愛く並べる巨匠。
網戸の向こうに、お肉を運んでくるお店の人が見えます。来た!来た来た。
普段はホルモンが多いので、当然いろんな部位があり、色も形も味も匂いも違うのですが、今回は赤いお肉の部分で21倍位。ほんまに違いがあるのかな??
ワクワクして食べました。
保温のスープジャーでお味噌汁も付いています。どの部位行く?と、相談しながら進めます。
いろいろ食べてみて、めっちゃ脂が乗ってる部位あれば、赤身であっさりした部位あり、適度な歯応えある部位、脂の甘みある部位、意外にも普通のお肉の中でもいろんな感じがあり、へぇぇ、と感心しました。
わたしはカイノミが歯応えもありおいしかったです。
巨匠は、あんなに食べたかった但馬牛だったのに、お好みよりも脂乗りすぎだったそうで、えぇええそうなん、と、なりました。
わたしはあの脂の甘い味も大好きですよ。しとしと雨は降り続いております。
植物園のビジターハウスに戻り、会計をしてコーヒーを飲みました。
堪能し、今度は、道の駅村岡ファームガーデンへ移動。
ファームガーデンの横で、美方牛、と看板を挙げている店があり、そこでホルモンを買いました。
それから、8/29は焼肉の日!と言うキャンペーンハガキをたんともらい、帰宅後たっぷり書いて出しましたが、全然まだお肉が届きません。
本当ならそろそろ黒毛和牛5キロ届くはずなんやけどな…。
ファームガーデンでは、会社のお土産や、生で食べる牛肉の加工品のチルドでフィルムにピッタリ閉じて入ってるようなのを数種類買い、別荘からええもんもらって入れて帰るつもりだったクーラーボックスに投入。(雨でモヤモヤの但馬。巨匠撮影)
さらに歩を進め、道の駅矢田川鮎の里。
ここは、降りてみたけど案外面白くない感じで、キャンプとかする人は、この周りでテント張ったりできそうだったかもですが、も一つ盛り上がらずに、次の目的地へ。(けどツバメの子がいた鮎の里。巨匠撮影。プロはちゃんと見ている)
さらに歩を進め、香住鶴直売所 福智屋へ。
ここは、フィーバーしました。
とくに、おちょこを、何個も持ってるやん、と言われながら二つも買ってしまいました。ガラスのと、四角のと。
お酒も飲み比べみたいなのを2本買いました。
実は、もう一ヶ月以上前なので、とっくに買ったのは飲んでしまって、あんまり覚えてないんですよね…。鉄は熱いうちに打たなあかんな。。
あと、甘酒も買いました。
甘酒は、飲む点滴と言われたりもするくらい栄養があるらしく、この旅行の後にワクチン二回目があり、二回目は副反応がしんどいらしいからその時飲むで、と、備えていたのです。
これは、狙い通りで、案の定38.5℃出て、レトルトのお粥さん温めることすらできなかったので、甘酒飲んでしのぎました。
今調べて知ったんですが、甘酒は夏の季語なんだそうです。
本当に、熱出た夏の身体に染み込むようだったので、買っておいてよかったです。
巨匠もうまそうなのを買って、お店を後にしました。
ここのお店は、お店の人が愛想良くて、また来ようと思いました。
コロナじゃなかったら、酒蔵見学みたいなのも見てみたいです。
香住鶴は男酒と言われてるらしいです。繊細な香りで華やか、とか言うよりは、さっぱりしてて、食事にも合う!と言う感じですかね。これは、買って帰ったお酒を、家の食事に合わせた時の写真。
めっちゃ美味しかったです。
ここから、香住の海の方に行って、またカンイチの駐車場に入りましたが、買うものある?と巨匠がいい、まぁ、昨日で済んだよ、ということで、ここから、城崎温泉に向かいました。
巨匠が、えー、城崎温泉??と、乗り気でなかったところ、名湯に身体を浸したいのや!と、押し切った行き先です。
はやる気持ちを抑えて、城崎温泉着。
ぬぬ、人多いぞ!
入ろかな、と思っていた一の湯が外まで浴衣の外湯巡りの人が溢れていて、列作って待っていたのをみて、ぎょ!となり、地蔵湯、御所湯、と、歩いてみましたが、どこもかしこも人でギッシリ。
コロナ対策で、中が混みすぎないように、入場制限しているせいで、雨なのに外に傘さし列を作っている人が並んで、えらい混んでる感じになっていました。
うろうろ途中酒屋さんで、香住鶴以外の但馬のお酒として、聴きはしたけど、あんま知らんかったな、と言ってた竹泉など、巨匠ゲット。
けど、しもたなぁ、お盆の城崎温泉は、やっぱすごい人やな、と、諦めかけていた時、ググって、あ、もう一個ある、と、見つけた柳湯。
Google情報によると、案外空いてるかも?
今や!と、飛び込みました。
ちょうど脱衣場で、出る人とすれ違って、一瞬混みましたが、浴室で1人になる瞬間があったくらいわたしの方はラッキーなタイミングで、ゆっくり楽に入れました。
城崎温泉の外湯の中で一番小さいお湯なんだそうです。
どれか一個にしか入らない、と決めてたなら、ちょっと渋い選択肢だったかもしれませんが、わたしはここには入ったことなかったので、楽しみました。
巨匠は、お湯が透明でアッサリした無臭なのはちょっと雰囲気がスカに思うのか、道後温泉もそうやけど、ちょっと普通のお風呂みたいやった、と言う感想。
わたしは、あったまったし、念願の名湯に身を浸して大満足で、表に出てから、付き合わせた感じになった巨匠に、横の店でスムージーを奢りました。城崎温泉って感じの景色だね。
泊まるのも楽しいよね。昔、ハハと伯母さんと、ゆとうやさんに泊まったのを思い出しました。
伯母さんと旅行すると、普段わたしには見せないハハの妹っぽい顔が見られ、ちょっと新鮮でハハを可愛く思うことがあり、面白かったです。また行けたらいいな。
伯母さんと旅行といえば、結婚してからずっとコロナなので、コロナじゃなかった場合と比べて、巨匠も私も親戚付き合いをしておらず、義理の親戚というのは、お互いの両親しか会っていないので、私サイドは変なプレッシャーを感じることもなく一年以上になりました。わたしはビビリなので、こうなってみると、そういう意味では巨匠と2人だけで落ち着いて暮らせてよかったような感じもあります。
帰り道。
おそらく竹田城跡の方から雲がどんどん湧いてきていて、湿気の多い空でした。
雲海や、雲海が流れてきとる、と、巨匠は言い、まぁ、そんな気もするし、雲海というか雨雲とちゃうんかな?と、わたしは思ったりもしました。
円山川の土手をずっと走りましたが、城崎温泉のすぐ近くのあたりでは、避難した方がいいのでは?と思うくらい水面が近くまできていて、ちょっとギョッとしました。
ほんで、もう別荘は寄らずに、ちゃっちゃとバイパスに乗り、帰路。最後に一発道の駅八鹿に寄り、昔、ゆかりちゃんかまりさんと一緒だった時に買ったことがあるどぶろくアイスを買って食べました。
何回食べても、寒い時でも、なんか美味い。
ずずいと巨匠運転ありがとうございました。
ずっと雨の最終日でしたが、雨に負けず、てんこ盛りスケジュールをこなし、県内で夏休みを満喫してしまいました。
マスクなく、気兼ねなく遊びに行けるのは、5年くらいかかるぽい、という専門家もいるみたいですが、どうにかお金貯めて次の旅行に備えます。
それまで、みなさま元気で、必ず会えますように。メキシコとかヨーロッパのお友達にも、ぜひ巨匠を紹介したいですね。
長いお休みは、近場でも良いものですね。