毒食わば皿まで 2

毒食わば皿まで http://dokusara.exblog.jp の続き

ミナ・ペルホネン つづく展

ミナさま

 

ミナ・ペルホネンの展覧会にエリナ嬢と行ってきました。

ミナペルホネンというのは、皆川明というデザイナーがやってるブランドで、フィンランド人ではありません。

最初、ソノミさんがミナペルホネンの服着てたかなんかで、そんなふうに聞いて、なんじゃそりゃ、と思ったのでした。

展覧会に行く前、灘駅岩屋駅の間にある洋食SAEKIへ。

f:id:dokusara:20200913190115j:imageなんと、行列ができています。

エリナ嬢のお父様が、この辺に詳しくて、その店は行列できてることある、と前もって聞いていたのですが、予言的中。

さすが元「歩く大阪Walker」エリナ嬢の「父ログ」です。エリナ嬢に美術館のチケット(予約制)をおまかせしっぱなしにしており、ロッピーで時間までに発券しなければならず、いろいろ走らせてしまったので、珍しく少し早めに着いた私、列に並びました。f:id:dokusara:20200914092539j:image列に並んでおると、メニューが回ってきて、エリナ嬢が来る前にお店の人にオーダー聞かれました。

エリナ嬢に写真をラインしておいたら、即答で、ヘレカツ定食、ご飯中!と。

むしろ私が迷ってしまって、心の中のくま23がシャケでしょうよ!と宣うので、スモークサーモンのフライと、私が大抵いつでも好きなクリームコロッケを追加で。f:id:dokusara:20200914092818j:imageミックスフライランチも気になったけど、シャケが入ってなかったので。f:id:dokusara:20200914092902j:image列の1番目に。いよいよ順番が回ってきそうです。f:id:dokusara:20200914092938j:image着席。ダッシュで向かってきている感じのLINEあり。f:id:dokusara:20200914093102j:imageエリナ嬢来てすぐ、定食も着。チケット走ってくれてありがとう。

早速呼ばれました。

f:id:dokusara:20200914141425j:imageエリナ嬢のヘレカツ。

激うま。

新大阪駅の中の食堂街に入ってる勝牛とそんなに値段変わらないけど、肉が全然ちがいます。

勝牛好きやったけど、ちょっと行く気が失せました。

私のサーモンフライは、スモークサーモンで、これまた食べたことのない味わいで、旨かったです。クリームコロッケは、甘めの海老カニクリームが好きですが、最初からデミソースかかってて、ちょっとマイナス。美味しかったけど、ソースなしでも食べたかったです。

また行きたいSAEKI☆☆☆☆☆でした。

 

さて、ぶらぶら歩いて美術館へ。f:id:dokusara:20200914141808j:imageミナペルホネン、正直あまり知らないですが、ワクワク。

その前に少しエリナ嬢とコーヒーしばきました。

足の悪いハクセキレイと、はぐれた雀が、隣の席のこぼしたパン屑を綺麗に食べ切っていました。f:id:dokusara:20200918202423j:imageがんばって生き抜くんやで。

 

さて、ミナ・ペルホネン展。

入ったところに服がいっぱい飾ってありました。

f:id:dokusara:20200918202548j:image私たち3人(ミッフィと23と私)は播州人なので、この部屋で、三ツ山大祭みたいやな、と、思いました。

摂津人のエリナ嬢は、なにそれ、と言いました。

春に浮かれる週末 : 毒食わば皿まで

小袖山。似とると思う。

f:id:dokusara:20200921092016j:image柄on柄。

友達のゆきちゃんを思い出す、と、二人で言い合いました。

自分ではよー組み合わせれんわ、というような絶妙の柄の組み合わせ。f:id:dokusara:20200921092237j:imageワンピースなら着られるかしら…とミッフィ姐。f:id:dokusara:20200921092410j:image写真OKな展覧会場。

f:id:dokusara:20200921092458j:image手書きや、ゴム板、切り絵などのいろんな図案があり、これを、プリントなり織り柄なりで生地にした職人技に感嘆。

柄を見てから、さっきの服のところに戻って、あー、あの柄がこうなるんや、しゅげ、と、言いつつの展覧会。f:id:dokusara:20200921092710j:imageこんなか、入っちゃえそうね。f:id:dokusara:20200921092743j:image馬さんの間の模様が紙をちぎって貼ってあるわね。f:id:dokusara:20200921092856j:imageこんな柄、ええやん、て、思ったあと、ふと、でもどこかで見たな、と思ったら、最近ユニクロで、プリンセスタムタムとかいうブランドのパンツとかやってて、その柄に少し似てる気がしてたのでした。

多分、ミナペルホネンは、ジャンルとしては北欧柄なんでしょうが、少し和柄のような枯れた味わいもあり、その枠に収まりきらず、そういった柄のご先祖様みたいな意味合いの切り口からも展覧会あったら面白かったかも、と思いました。

漫画の展覧会とかだと、私見ですが、わりと作家自身が誰それ先生リスペクトと、影響を受けた先達を公式に表明していて、系譜的な展覧会しやすい気がしますが、服のデザイン、中でも同時代のテキスタイルの、特に柄となると、自然と似てきてしまう為、表向きはオリジナリティを競っているように言わざるをえないとこもあるのか、系譜的な展覧会はしにくいのかもな、と、思います。

けど、そんなのもあっても面白そうと思いました。f:id:dokusara:20200921134430j:image服のパーツの取り方、型紙並べてあったわよ。f:id:dokusara:20200921134623j:image指示どおりピッタリ柄があっていたのでした。f:id:dokusara:20200921134658j:imageカッコイイです。f:id:dokusara:20200921134732j:image家まで作るつもりなのかしら。

ミッフィ姐さん、新居にどうですか。f:id:dokusara:20200921134803j:image実寸台はこんな感じ。

エリナ嬢いわく、換気が悪そうなシャワー室がありました。

服も建築も彫刻も空間構成という意味では似てると言った人がいたような。

ガッツリ2時間ほど、ミナペルホネンのことを勉強して、洗脳を受けたあと、出たところに物販。

しゃぶしゃぶと使う私たち。

エリナ嬢も、私も、鞄やな、なんやのと買うてしまったのでした。f:id:dokusara:20200921141253j:imageよかったわね。

ミナの哲学を中途半端に理解した私は、帰ってから、自分の使い方に合うように、水筒入れを作って縫い付け、カスタマイズしたのでした。f:id:dokusara:20200921141358j:imageこれで、水筒が、鞄の中で倒れることはないですね。

 

展覧会て、たまにめっちゃ楽しいです。

また行こうな!

 

ごきげんよう