みなさま
金曜は、おやすみをいただき、エリナ嬢と太陽の塔の内部観覧に行ってまいりました。駅、ツバメがきてますよ。遠くから見ても異彩を放っております。
ヤノベケンジのトらやんとかも、ちょっとスケール違うけど、異彩を放ってる感が好きなジャンル。でっかいアヒルちゃんと、しばっちと、トらやん : 毒食わば皿までばーん!
真正面。こうして写真をとり、味わいました。エリナ嬢が撮ってくれました。何枚でも載せたい、正面の写真。ミッフィ入ります!ジャカジャカジャガジャーン。
塔の横にスロープがあって、地下に入り口がありました。
予約制で、予約に間に合うように行き、少し待ちました。時間が来て、ゾロゾロ列をなして入りました。写真は絵葉書。
中は撮影できないのですが、地下の入ったところには、地底の太陽と、その後ろに映像が三種類流れました。
おどろおどろし系かっこよさやねんな、と言ってたら、後で、岡本太郎が、芸術は呪術やと言ったことを知りました。
次の間からは、メインの生命の木でした。
ちょうど赤い写真の木の彫刻なのですが、下の方は、アメーバとかで、上になるに従って魚のフィギュアが付いてて、それが恐竜になって、マンモスになって、猿、人間になる、というもので、太陽の塔の内臓として考えられたとのこと。
太陽の讃歌だか、なんだか、儀式っぽい曲が流れてて、不気味かっこいい感じでした。
私は、どの辺から食べられそうやった?と、エリナ嬢に聞き、だいぶ下の、魚のあたりかなぁ、と言い合いました。1970年になぁ、かっこええなぁ…。
当時の日本は、川久保玲や高田賢三がパリに行ったり、岡本太郎がこんないかついの作ったり、何かしら今の日本にはない勢いがあったんだろう、と、想像しました。
土方巽とか、寺山修司とか、三島由紀夫とか、ちょっとずつ時代が違うんだろうけど、私が生まれるちょっと前の日本には、西洋の文脈とは完全にちがうところから突如湧き上がるすごい勢いの訳のわからなさが結晶したような文化があったんやろうか。
少し憧れます。
いまは、西洋の芸術シーンですら、キリスト教や繋がって来た歴史伝統からは断絶されたような作家性の強いものが目に付き、日本人が作っても、フランス人が作っても、あまり変わらないような感じさえします(そういうのばっかり見てるんかな。シロートの私見ですよ)。日本人には、昔あったような西洋へのコンプレックスも前ほどではなく、かつての勢いが感じられないようにも思います。それが今の時代らしさで、今の時代の作品の味わいで良さでもあると思いますが、太陽の塔みたら、なんか、その昔に思いを馳せてしまいました。俺の背中に、付いてこいよ、と、太陽の塔兄さん。
かっこええわ〜。
俺憧れちゃう。こうかな?天気もいいし、満たされた気分です。撮影風景。
エリナ嬢、撮ってくれてありがとう。
いい記念になりました。
そんで、なんか小腹に入れよう、と歩いていたら、モツ焼き売ってたのでゲット。たこ焼きと、ノンアルと、モツ焼き、エリナ嬢は、万博公園のタケノコが入った肉うどんと、酎ハイ風のもの。わーぉ、ごっつぉやね。
そして、日陰から、小吃をつまみながら、ウダウダ。
エリナ嬢がウダウダに飽きていくつか映画のサジェッションをくれましたが、天気が良すぎて、映画は嫌だ、と、無茶なお返事をし、紫陽花園を探して歩き出しました。
そしたら、万博公園というのは、なかなか、味な公園で、無料の足湯なるものがあるのですね。紫陽花きれいね。
向こうの東屋で足湯。熱めがいい湯だね。足を洗うところが入る前にあり、係の人が2人いて、ちゃんと洗ってから来るように言われます。
だから、足湯のお湯もきれい。
10分タイマーがあって、時間入れ替え制。
私たち入ってる間に、となりに中国人の女の人たち三人組入ってきて、写真撮りっこしていたので、とってあげましょうか、と、片言の中国語で話しかけてみたら、手前の人が日本語ペラペラのパタンでした。
青島に出張に行くことがあると行ったら、その人は煙台の出身で、有名な女優ファンピンピンの出身地ですね、と言ったら、煙台の誇りです、と言っていました。私は上野樹里ちゃんに、加古川の誇りですと言ってあげられるだろうか。
上品な日本語だと思いました。
それから、10分が経ち、靴を履いて、少し歩き、紫陽花園にたどり着く前に、野っ原とベンチを発見。ベンチに一瞬座ったけど、芝生に、ダーーン!なったら、なんと心地の良いこと。名付けるとしたら天国でしょうね。
平日なんだなぁ、梅雨入り前、ここは日本か?日陰で転がるエリナ嬢。寒くなり、日向で転がる私。
地球と寝た女たち。
グダグダ。
お互い付かず離れずのところで転がり、話したり黙ったり、好きな歌歌ったり、好き勝手踊ったり。
贅沢な場所、贅沢な時間でした。
さんざっぱら野原を満喫し、戻る。太陽の塔は、そんなこと御構い無しで、そこにいるんですな。
待っとれよ、今そこで例のポーズをするからな。Y字バランス奉納。
「解説」
歴史は古く、ウィーンのシュテファンプラッツでY字バランスをする夢を2001年9月リヨンで見、神の愛に打ちぬかれ、以降、各地で奉納を続けている。
下記、順不同、一例。
いつまで続けられるかな。
そして、万博公園を堪能して後にしました。かれこれ20年、蓄積して来たものがあるとはいえ、こんなワガママな私をのびのびさせてくれてありがとう、と、エリナ嬢には改めてお礼言います。
楽しかった、ありがとう。
この後は、大正で、沖縄料理食べよう!
そして、川沿いのバーいこう!と言っていたのです。
電車乗り継ぎ大正へ。
駅の周りをぐるり一周して、お店を選び、入店。
ゴーヤと納豆のサラダ。
この組み合わせ、めっちゃ美味しかったです。山羊刺しと、山羊のタマの刺し。
くさうまですな。
タマの方はちょっと凍りすぎてるんだけど、口の中で溶かすと、正体不明な感じになるので、普通の赤い山羊刺しの方が、美味しいなと思いました。から菜、辛くない。
おいしかったです。にんじんしりしり。
シーサーさんが、おお〜言うてます。
泡盛たっぷり飲みました。
隣の人がくれたりして。これ、飲みやすくておいしかったです。こちら、味見してみたら、と言って振舞ってくれたおもろ。
いいお酒だったみたい。
話好きなおっちゃんで、せっかくエリナ嬢といるのに、と、少し辟易したけど、いろいろ勉強なりました。
そして、営業の人の上手さを目の当たりにし、エリナ嬢のオトナ力に感心しました。
結局、川沿いのバー、というのは、すっかり途中から忘れてしまい、エリナ嬢は忘れてなかったかもやけど、今度は、恩加島のかちゃーしあるとこにいこうと約束して解散。
楽しかった…。
6月has come!
怒涛の誕生月間や!